第二十二章6 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】6/応援・激励に来た者達6
【エディス】と【ファリナ】と【サーティーン・カラーズ】達が部屋を出た後を見計らって、【天村 能活】が【芳一】の控え室に入ってきた。
【能活】は、
「【芳一さん】に挨拶しようと思って来たら、女の子達(【エディス】と【ファリナ】と【サーティーン・カラーズ】達)が騒いでいたから入るに入れなかったよ」
と言った。
【芳一】は、
「【能活君】もありがとね。
応援に来てくれたんだね」
と言った。
そして、
「それより、その身体(【女体化】)、大丈夫なのかい?」
と聞いた。
【能活】は、
「えぇ、まぁ・・・
【ドクター・クレイジー】は用が済んだから、この【第10席戦】が終わったら元に戻してくれるそうです。
全く、迷惑な話ですよ。
【女体化】なんて。
おかげで恥をかいてしまった」
と言った。
【芳一】は、
「こういっちゃなんだけど、結構可愛いよ。
【女体化】した君。
やっぱり美形は性別が変わっても変わらないんだね」
と言った。
【能活】は、
「止めてくださいよ。
いくら尊敬する【芳一さん】でも怒りますよ」
と言うが、まんざらでも無かった。
そこからは創作活動の話をして盛り上がった。
【能活】は、【フェイマス・グローリーチーム】の無茶苦茶な条件に対していらだち焦りを感じている【芳一】に少しでも落ち着いて貰おうと【芳一】が好みそうな話をしにやってきたのだ。
やはり、【芳一チーム】と【ドクター・クレイジーチーム】に分かれてしまったが、本音の部分では【能活】は【芳一チーム】として戦いたかった。
敬愛する【芳一】のために自分の力を使いたかった。
結果としては、【ドクター・クレイジーチーム】は【ショット・ストライクチーム】に勝利し、通常であれば、【芳一チーム】と【フェイマス・グローリーチーム】の勝利チームと準決勝でぶつかるはずだったが、【ドクター・クレイジー】が次の試合を辞退したので気兼ねなく、【芳一チーム】の応援に来たのだ。
そして、
「じゃあ、応援しているので頑張ってください」
と言う言葉をかけて【能活】も退室したのだった。




