第二十二章59 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】59/【シェリア・プルスフィリア】対301名02
301人と敵対しても全くひるまない【シェリア】。
それどころかある提案をしてきた。
敬愛して止まない【芳一】のライフワーク作品、【フィクション・レジェンド】のシチュエーションの1つを再現したいと言った。
【チグランド・グローリー】は、
「私に出来るかしら?
やるやらないは別として、内容でも聞いておこうかしら?」
と言った。
【シェリア】は、
「なぁに、簡単なキャッチボールだよ。
使うのはボールじゃなくて惑星だけどね。
【フィクション・レジェンド】では惑星をキャッチボールしてブラックホール化させていた。
それが本当に出来るかどうか?
それを再現して確かめてみたいと思っている。
【フィクション・レジェンド】好きの多くはラスボスである【クスンタティーア】が誕生してからが面白いと思っている人も少なくないと思う。
だけど、【クスンタティーア】が誕生する前にもちゃんと名場面はいくつもある。
私が衝撃を受けたのは、【クスンタティーア】が誕生する直前まで行われていた【王杯大会/エカテリーナ枠】と言う我こそは【クスンタティーア】に継ぐナンバー2だと主張する者達が集まって一番を決める大会での【エカテリーナ】対鬼の様な存在による惑星を使ったキャッチボールだ。
もの凄い勢いで惑星を投げ合い、ついには超圧力によって惑星がブラックホール化したと言うシチュエーションだ。
結局、【王杯大会/エカテリーナ枠】は途中中断したし、そこの参加者達はナンバー2でも何でも無かった。
【クスンタティーア】の誕生によって次々と勢力図が塗り替えられる事になる。
でもね、【クスンタティーア】が生まれる前はそれがもの凄い事だと思っていたんだ。
彼はそれを後で更に何度も覆す様なイベントを無数に用意していただけに過ぎない。
その時、この人(【芳一】)の作る作品は普通の物と何かが決定的に違うと思ったんだ。
ぶっ飛んでると思った。
当時はね。
でも、今なら、それが再現出来るかも知れない。
それを試してみたいんだよ。
貴女に出来るかな?
それとも買いかぶりだったかな?」
と挑発した。
【チグランド・グローリー】は、
「言ってくれるわね。
でも肝心の惑星が用意出来なければやりようがないわよね?」
と言うと、【シェリア】は、
「惑星は用意出来なくても惑星と同等の質量を用意する事は出来るよ。
それでキャッチボールをしない?」
と言った。




