第二十二章58 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】58/【シェリア・プルスフィリア】対301名01
【美彩】と【逢美】と【祈清】と【ギャル・ノミネーター】と【レディ・フェア】と【ピンク・シニョリーナ】と【イエロー・ヨングダーメ】と【ブラック・マドモアゼル】と【ブラウン・セニョリータ】と【ゴールド・フロイライン】は、いずれも勝利した。
よって、【芳一チーム】が10勝した事になり、後、3勝すれば完全勝利となる。
焦った【フェイマス・グローリーチーム】は、第11戦から第13戦までを勝利して、またルール変更する事にした。
それは勝利してから考えるとして、まずは、圧倒的物量差を持つこの3戦を確実に勝利するつもりでいた。
【フェイマス・グローリーチーム】301名のチームリーダー、【(【フェイマス・グローリー】の)三正妻】の1人、【チグランド・グローリー】が前に出る。
【チグランド・グローリー】は、
「初めまして、お嬢ちゃん。
私は【フェイマス・グローリー】3正妻の1人、【チグランド・グローリー】よ。
お手柔らかに頼むわね」
と言った。
【シェリア】たった1人を相手に301人も動員しておいて、【お手柔らかに】もクソもあったものではない。
圧倒的な人数差で挑むにもかかわらず、すっとぼけた事を言っている。
【シェリア】は、
「それはどうもご丁寧に。
僕の名前は【シェリア・プルスフィリア】だ。
よろしく・・・。
折角の大舞台だ。
1つ試してみたい物があるんだけど良いかな?」
と言った。
「あらっ?
何かしら?
ひょっとして命乞い?」
「ううん。
違うよ。
貴女は多分知らないと思うけどね。
僕が敬愛して止まない、チームリーダーの【唯野 芳一】と言う男性はね。
【フィクション・レジェンド】って言う素晴らしい作品を作っていた。
それが僕の生きるバイブルでね。
彼に逢うために生きてきた。
そして、出逢うことが叶い、そして今はその妻として同じチームで参加させてもらっている。
目に余る光栄だ」
「何が言いたいのかしら?
夫自慢?
のろけかしら?」
「違うよ。
彼へのリスペクトだ。
彼の大傑作、【フィクション・レジェンド】のシチュエーションで是非とも再現したい物がある。
それを一緒にやって欲しいんだ。
貴女なら出来そうだから」
と言って不敵に笑って見せた。




