第二十二章53 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】53/【ゴールド・フロイライン】対50名06
【フェイマス・グローリーチーム】の実力者33名の内、10名を氷漬けにして、戦闘不能にしてみせた【ゴールド・フロイライン】は、
『どうした?
謎は解けたか?
もっとも解かれた謎は謎にあらず。
解かれたら私様の作り出した謎が敗れたと言う事を意味している。
答えが見つからぬと言うのであれば、それで良し。
私様は【謎】としてお前達に問いかけた。
そしてお前達は解けなかった。
解けずに氷漬けとなり10名が脱落しただけの話。
この攻撃は有効だとすればまた同じ手を使えばまだ脱落者は増やせるだろう。
だが、それはしない。
マジシャンも客を騙せたからと言って同じマジックは使うまい。
新たなマジックを見せるはず。
それと同じ事だ。
解けなかったからと言って、それを解説するつもりは無いし、わざわざ解かれる危険性を増やしてまで同じ手を使うつもりもない。
謎とは謎のままである事によりそれを魅力的に見せるのだ。
女は謎を纏い男を魅了させる。
お前達も女の端くれならば理解できるだろう。
女は謎が多い程、魅力を増す。
私様としては、お前達に私様の魅力を証明してみせた事で満足だ。
次は無い。
次は別の手を使うだけだ。
私様は待つのが嫌いだ。
解けなかったからと言って、わざわざ解けるのを待つ程、気長ではない。
次、行くぞ』
と言った。
【フェイマス・グローリーチーム】は残り23名と言うことになり、彼女達が、【ゴールド・フロイライン】からの攻撃を待っていると不利になると判断、攻撃は最大の防御として【ゴールド・フロイライン】に次の手を打たせる暇を持たせない様に、連続で攻撃を仕掛けて行った。
その攻撃の精度は正直、お粗末と言えるものだったが、連射に特化しており、【ゴールド・フロイライン】に次の手を打たせないと言う事に対してはある程度有効な手段と言えた。
ただし、その間に、反撃の手が思い付くならばの話だ。
現に、彼女を軽い【ピンチ】の様な状況にした事で、【ゴールド・フロイライン】の7つ目(3つ目の【オンリー・アビリティー】)である【オリジネイト・セキュリティ】と言う彼女が少しでもピンチであると判断したら自動的に助けに来る彼女独自の複数の守護存在が居ると言う力が発動してしまった。
ゾンッ。
ザンッ。
ズサッ。
などの音がしたかと思うと、3名が脱落。
それにひるむとすかさず、
ボンッ。
ドンッ。
ズドンッ。
と音がしてまた3名脱落。
残ったメンバーが体勢を整えようとするが僅かに間に合わなかった2名が、
ドギャッ。
ブボッ。
と音がして2名が脱落。
結果として今のやりとりだけで8名が脱落した。
【ゴールド・フロイライン】は、
『ほれほれっ、どうしたお前達。
私様を倒すには、私様を一瞬で攻め落とすしか無い。
そうで無ければピンチになった途端に私様には隠れた支援者の助けがある。
困ったのぅ。
これでは守っても駄目。
攻めても駄目だ。
打つ手が無くなったのぅ。
さて、どうする?
降参でもしてみるか?』
と言った。




