第二十二章51 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】51/【ゴールド・フロイライン】対50名04
【ゴールド・フロイライン】は、【バーニング・ブレス】と言う炎系の技を繰り出した【実力者】に触れ、彼女から【炎】の特性を奪った。
彼女の6つ目(2つ目の【オンリー・アビリティー】)、【エクスペリエンス・ポインツ・ドレイン】である。
奪われた実力者は炎の力が使えなくなっているのに驚愕する。
【ゴールド・フロイライン】は、
『では、この特性を使って【おもちゃ】でも作ろうか。
お前達に【超越】、【謎】、【超謎】、【出鱈目】は少々もったいないのでな、モドキを作ってやる。
どれ、【超越】モドキでも作ってやろうか。
そこのお前から奪ったのは【炎】の特性。
【炎】の特性とは単純に【火力】の事になる。
もっと言えば温度だな。
【超越】とは超えていると言う意味だ。
【火力】/【温度】を超越するとは簡単に言えば、お前の設定【火力】/【温度】を超える【火力】/【温度】を作り出せる存在を創り出すと言う意味だ。
こう申せば、お前達の頭でも理解出来るだろう?
そう言う訳で、お前の設定【火力】/【温度】は太陽系の【太陽】の表面温度約6000度くらいだろう。
それに対して私様は太陽のコロナの温度100万度以上の超高温と作り出せる【超越モドキ】を作り出そうではないか。
焼け死なぬ様に気をつけるが良いぞ』
と言った。
そして、奪った【炎の特性】から【超越的エネルギー】を生成し、【火の玉】の様な疑似生命体を作り出した。
【ゴールド・フロイライン】は、
『どうだ?
【炎】の【超越モドキ】だ。
あくまでもモドキだがな。
本物の【超越】を【炎の特性】で作り出そうと思ったら、たかが太陽コロナの温度では済まん。
最低限の【超越】と呼べるレベルは、最低でも2000億度以上は無くては話にならん。
【超越】とは超えていると言う事。
その辺に浮いている【星】レベルの火力では話にならんと言うことだ。
以上、【炎】の【超越モドキ】に対する解説だ。
後は消し炭にならん様に逃げ惑え。
最も、100万度以上であれば、消し炭さえ残らんかも知れんがな。
さぁ、踊り狂え』
と言って【炎】の【超越モドキ】を使役して暴れ回らせた。
【フェイマス・グローリーチーム】の33名は距離を取ろうとしたが、温度が太陽コロナレベルであれば、距離を取ってもほとんど意味がない。
だが、【炎】が得意な者も居れば、それに対抗する手段を持つ者もいる。
【実力者】の中に【置換特性】を持つ者が居て、超絶熱気を別の場所に置換して、被害を防いだ。
【ゴールド・フロイライン】は、
『ほぅ。
流石はそれなりに実力がある者たちだ。
こんな単純な攻撃ではひるまんか。
では次に行くとしよううか』
と冷静な反応だった。




