第二十二章49 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】49/【ゴールド・フロイライン】対50名02
【ゴールド・フロイライン】は、
『まずは、余計な者から退場させるわ。
見たところ、少々ましなのが33名。
余計なのは17名と言った所ね。
では、私様の【オンリー・アビリティー】、【パーツ・チャーミング】の餌食になるのはその17名。
私様を見るが良い』
と言った。
実力者達は、
「見るんじゃない」
と声をかけるが、実力の無い17名はそうは行かない。
敵意をそのまま、【ゴールド・フロイライン】に向け、まんまと彼女の術中にはまり、17名の両手の自由が奪われた。
【ゴールド・フロイライン】により17名の両腕がそれぞれ魅了されてしまったのだ。
【ゴールド・フロイライン】は、
『己の首を絞めよ』
と命じると、17名は全員、自由の利かなくなった両腕が自分の首を絞める。
17名は、
「ぐっがっ・・・」
「げっがっ・・・」
「ぎっ・・・」
「ぐぇっ・・・」
「ぐぐっ・・・」
「がっ・・・」
「がっっ・・・」
「ぐっ・・・」
「ぐぇっ・・・」
「ぐぁっ・・・」
「うっ・・・」
「うぉえっ・・・」
「うぉっ・・・」
「うぇあっ・・・」
「うがっ・・・」
「うぁぁっ・・・」
「うがっ・・・」
とそれぞれ首が絞まる声をあげてそのまま気絶するまで自分自身の首を締め付けた。
【ゴールド・フロイライン】は、
『これで前菜はしまいじゃ。
後はメインディッシュと行こうかのぅ』
と言った。
それに対して、残った33名の反応は薄い。
彼女達は足手まといに過ぎない17名が倒されたとしても大して戦力が無くなったとは考えていないからだ。
そう。
【ゴールド・フロイライン】は余計な者を排除したに過ぎない。
【ゴールド・フロイライン】と【フェイマス・グローリーチーム】の戦いはここからが本番になるのである。




