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第二十二章46 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】46/【ブラウン・セニョリータ】対50名09

 【ブラウン・セニョリータ】と偽者14名の壮絶なバトルが始まった。

 特殊結界の外で見ている28名が戦意喪失しない様に微妙な力加減で激しい戦闘を繰り返した。

 外で見ている28名は自分の力がアップしているのを感じていると言うのもあって、この激しい戦闘は自分にも出来るのでは無いかと勘違いをしている。

 実際には戦闘センスの問題であり、仮にそれをこなすだけの力があったと仮定しても、それを戦闘として組み立てるのは本人である。

 力はあってもバトルを組み立てる思考が追いついて居なければ、それは実現しない。

 だから、結論から言えば、28名には偽者14名と【ブラウン・セニョリータ】の戦闘のレベルを再現出来ない。

 それが答えである。

 ただ、子供がテレビやネットで番組を見て自分も出来るのでは無いかと勘違いをする状態と同じ状態が起きているだけである。

 28名は14名の偽者と同じ実力があると思っている。

 だから、出来ると勘違いしているのだ。

 それほど偽者14名対【ブラウン・セニョリータ】の戦闘は魅力的だった。

 技と技の応酬。

 連係攻撃。

 裏の裏の裏をかく攻撃。

 特殊能力に特殊能力をあわせるコンボ。

 連撃。

 コンビネーション。

 返し技にカウンター。

 これは、【ブラウン・セニョリータ】による、ワンマンショーである。

 本当のバトルではない。

 如何に華麗に、

 如何に美しく、

 如何に興奮し、

 如何にわくわくし、

 如何に盛り上げて、

 如何に感動し、

 如何に心に訴えるかを計算した、彼女のショータイムである。

 【ブラウン・セニョリータ】はバトルをショーと考えている。

《私、綺麗あるか?

 凄いああるか?

 天才あるか?

 かっこいいあるか?

 素敵あるか?

 決まっているあるか?

 かわいいあるか?》

 を念頭に入れてバトルを演出しているのである。

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