第二十二章43 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】43/【ブラウン・セニョリータ】対50名06
【ブラウン・セニョリータ】はうっかり蹴り飛ばし8名が減り、敵である【フェイマス・グローリーチーム】は後42名。
彼女はこのチームが最弱なのでは無いかと思ったが、それは正解である。
他の9名の【芳一チーム】のメンバーが戦っている【フェイマス・グローリーチーム】の50名の中には10数名から20数名くらいの実力者が混じっていた。
当然、似ても焼いても食えない連中も混じっていたら、実力者が居ると居ないとでは雲泥の差だ。
【芳一チーム】の相手として組み合わせの結果という事になるが、この【ブラウン・セニョリータ】と戦う事になった50名の【フェイマス・グローリーチーム】の中には実力者が1人も混じっていないのだ。
【ブラウン・セニョリータ】の懸念通り、彼女がちょっとでも実力を出せば、全滅させることはたやすいと言えるのだ。
活躍を楽しみにしていた彼女からしてみれば肩すかしを食らったと言っても過言ではない相手なのだ。
ちなみに、【ゴールド・フロイライン】の相手となる【フェイマス・グローリーチーム】の実力者は【芳一チーム】10名それぞれの相手としては最多となる33名で実力の無い者は17名しかいない。
この実力者の僅かでも【ブラウン・セニョリータ】の相手に加わってくれていれば、バトルの内容としてはそれなりにまし(見栄えのするもの)になるとは思うのだが、今の相手ではその気になれば瞬殺出来てしまう。
実力をかなりアップさせても、先ほどのまぐれ当たりの一撃を食らわせる事くらいしか出来ない体たらくなのである。
ピンチとは逆の意味で困りに困った【ブラウン・セニョリータ】は、
《こまたね。
【不平等交換】で私が保有してるどうでも良い力と交換しようにもこいつらの力自体がどうでも良い力に過ぎないね。
これでは交換する意味が全くないね。
ホントに使えない奴らね。
こういうのを無能と言うあるね。
残す手はあんまり使いたくないあるが、【唯一獣】を使うしか無いあるよ。
【唯一獣】の中に、特定の相手をコピーさせて、それにアレンジを加えて戦わせる【獣】がいたはずある。
コピーさせた奴らを周りに見えない様にこっそりノックアウトして、【唯一獣】で作ったコピーと私が戦って戦いを盛り上げるしか無いね。
問題は何人コピーするかあるね。
賑やかしで驚いている奴も必要あるから半分は残したいところあるね。
でもこいつら見たいに使えない奴を半分も使って失敗したら目も当てられないね。
だから3分の1の14名だけ倒すとするね。
それでコピーと入れ替えて派手な戦闘を演出するね。
ただ、そうなた場合、残った28名が戦意喪失したら困るからバトルの匙加減が難しいあるね。
ほどほどが必要ね》
と考えた。




