第二十二章40 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】40/【ブラウン・セニョリータ】対50名03
【フェイマス・グローリーチーム】50人対【ブラウン・セニョリータ】のカンフー対決が始まった。
【ブラウン・セニョリータ】は、
『はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい、』
と掛け声をあげて次々と50人の攻撃を捌いて行く。
【フェイマス・グローリーチーム】からは、
「な、何こいつ?」
「攻撃を全部受けている」
「な、なかなかやるわね」
「くそっ、当たらないわ」
「50人でやってんだから大丈夫よ」
「囲め。
周りから攻めるのよ」
「何やってんの私にやらせなさいよ」
「50人でやってこれじゃ、【フェイマス様】に言えないじゃないの」
「ちょっと、私に変わりなさいよ」
などと言っている。
【ブラウン・セニョリータ】は、
《やっぱり・・・
戦って見てはっきりわかったね。
こいつ等、救いようが無いほど弱いね。
下手に強力な力を出したらこいつらすぐ萎縮してしまうね。
どうしたら良いね。
弱すぎて話にならないね。
死ぬほど弱いね》
と相手に幻滅していた。
【ブラウン・セニョリータ】は、
『仕方ないね・・・
本来の使い方とは違うけど、私の【オンリー・アビリティー】の1つ、【混乱武術】を披露するね。
こほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・』
と特殊な呼吸法を使った。
【混乱武術】とは、特殊な気を用いた武術でヒットすると相手の力の構成を変化させ、能力が使えなくなったり下手にさせたりする事が出来る力だ。
そう、本来、相手を弱体化させる力なのだ。
だが、弱体化させる事が出来ると言うことであれば、逆に強化する事も出来る。
つまり、【ブラウン・セニョリータ】は、バトルを盛り上げるために、敵を強化する事にしたのだ。




