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第二十二章4 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】4/応援・激励に来た者達4

 【芳一】は、13戦目に出場する選手として1人で控え室に待機している。

 11戦目の【シェリア】と12戦目の【フェアリア】も同様である。

 仲間の居ない状況に焦っていたが、訪ねてくれる存在が居て、結構、気も紛れて来た。

 とは言え、

 【エディス(EDITH)プルスフィリア(PLUSPHILIA)】と【ファリナ(FARINA)プルスフィリア(PLUSPHILIA)】と【サーティーン(THIRTEEN)カラーズ(COLOURS)】の15名の美女達が一度に来ると少々、居心地が悪かった。

 自分とは釣り合わないと思える美女達に親しくされるのに慣れていないのだ。

 【エディス】は、

「それで、ミスター(【芳一】の事)、ユーは【シェリア様】と【フェアリア様】。

 どっちを正妻にするつもりなのかな?」

 と言った。

 【芳一】は、

「え?」

 と聞き返した。

 【ファリナ】は、

「え?ではございません。

 【芳一様】、こういうのははっきりしていただきませんと。

 わたくし達はそれが気になってここを訪ねたのです。

 まさか、他の女性を正妻に・・・とは申しませんよね?」

 と言った。

 【芳一】は、

「え、あ、そ、それは・・・」

 としどろもどろになっている。

 まさか、こんな質問が来るとは夢にも思って居なかった。

 【芳一チーム】のメンバーは一応、【婚約者】と言う体で参加してもらっている。

 正妻か否か云々の前に妻か妻では無いかの線引きも曖昧にしているのにいきなり正妻は誰かと聞かれても返事に困ってしまう。

 だが、こういうのははっきりしないと行けないとは思っている。

 でも感覚的には、【芳一チーム】の中では、

 【右脳】/【金髪の少女/シェリア(SHELIA)プルスフィリア(PLUSPHILIA)】、

 【左脳】/【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】改め、【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)リア(LIA)】、

 【首/顔】/【【超造人間/姫超謎】の【ヴィナフェリア(VINAFERIA)エクセリア(EXCELIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】、

 【右脚】/【人造人間】の【赤毛そばかすの姉】/【ミリア(MYRIA)ニア(NEAR)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】、

 【左脚】/【人造人間】の【黒髪もち肌の妹】/【レリア(LAELIA)ニア(NEAR)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】、

 の5人は、同じ、【ティシェルリア姫/ティシェル姫】の転生体として同じ様に見えている。

 【芳一】は、前世で【リア】と言う【ティシェルリア姫】に【リア】の名前を貰っているため、【ティシェルリア姫/ティシェル姫】と言う部分に強い執着の様なものを持ってる。

 だから、5人(実際には10名)に分かれてしまった存在の1人を選べと言われても、判断に困るのだ。

 この時点で普通の人の恋愛とは異なっている。

 また、【芳一】と【シェリア】と【フェアリア】はそれぞれ複数の【人格】を持っている。

 その【人格】達との気持ちのすりあわせも行っていない状態では返答する訳にもいかなかった。

 割と曖昧にはせず、物事をはっきりさせるタイプである【芳一】ではあるのだが、この件については返事が出来なかった。

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