第二十二章39 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】39/【ブラウン・セニョリータ】対50名02
【ブラウン・セニョリータ】の挨拶に対して【フェイマス・グローリーチーム】の返しは、
「何あれ?
スリットとか入ってるけど、男に色目を使ってるわけ?」
「残念だったわね、お嬢ちゃん。
ここには、男は居ない。
全員女よ」
「男漁りに来て、失敗したって感じ?
馬鹿みたい」
「デコルテからも男を意識しているのがわかるわね。
男に媚びるタイプじゃない?」
「ムカツク女」
「剥いちゃおうよ、あいつ」
「裸にしちゃおうよ。
恥かかせてやる」
などと言っている。
どうやら、この【フェイマス・グローリーチーム】は異性を意識するチームの様だ。
恐らく顔だけは良い【フェイマス・グローリー】の妻になったは良いが、1000人以上居るとの事で自分のアイデンティティを保てないため、不満を他にあたっている連中の様だ。
となると同じチーム同士でも相手をけん制しあっている事が予想されるため、【ブラック・マドモアゼル】と対戦した50名の様な目を見張る様なチームプレイは期待出来そうもないだろう。
チーム力で言えば、【ブラック・マドモアゼル】と対戦した50名より確実に弱い。
そして、個人の力量も弱いと推測出来る。
それぞれの口調からも自分の力にプライドを持っているタイプとは思えない。
それが言動からもあっさりと読み取れるから【ブラウン・セニョリータ】は、
《なんか、期待はずれ過ぎて拍子抜けしたね・・・
どうやら楽勝ね。
実力出す必要なく勝ててしまうね。
でもバトルだからそれなりに盛り上げないと駄目ね。
バトルはショーよ。
盛り下がるのは私の主義に反するね。
この使えなさそうな連中を使ってどう盛り上げるかね。
まずは、こいつらがどの程度か見定める必要あるね》
と思った。
【ブラウン・セニョリータ】は、
『あいや~。
50対1、緊張するね。
でも負けないあるよ。
まずはカンフーで勝負ね』
と言った。
【フェイマス・グローリーチーム】は、
「何あれ?
私達につきあえって事」
「いいじゃない。
やってやろうよ。
50人でぶちのめしてやろうよ」
「そうね。
50人でかかれば余裕よ余裕」
などと言って、全員攻撃を仕掛けたのだった。




