第二十二章35 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】35/【ブラック・マドモアゼル】対50名08
【ブラック・マドモアゼル】の【オンリー・アビリティー】の1つ【具現面】、【写想】で現れた【フェイマス・グローリーチーム】の9名が恐怖する存在によりその9名は倒された。
他のメンバーが助けたくても【写想】で現れた存在は元になった存在しか触れる事が出来ないため、助けたくても助ける事が出来なかった。
それに他の18名には、【ブラック・マドモアゼル】の第3の【オンリー・アビリティー】である【武具勾玉】を使った攻撃で助けられなかった。
【武具勾玉】は、付いた物を何でも神聖な武器に変える力がある。
例えば、【木の棒】に【武具勾玉】が付いた時点で、その【木の棒】は【聖剣】の様になる。
そう言う力があるのだ。
武器を持った【ブラック・マドモアゼル】の攻撃は18対1でも苦戦する程の技術だった。
【ブラック・マドモアゼル】は、
『どうしました?
わたくしはまだ、全力を出しておりませんよ。
わたくしは皆様の実力を認めたのです。
それなりに抵抗していただけないと張り合いがございませんよ』
と言った。
【フェイマス・グローリーチーム】の1人、【ジェーン・マーキング】は、
「こっちもあんたが思ったよりもやるんでね。
それなりに相手をしたいんだけど、私達にもこの戦いの不満はある。
この勝負の勝敗が確定する前に聞いて置いてもらいたいんだけど」
と言った。
【ブラック・マドモアゼル】は、
『伺いましょう』
と答えた。
【ジェーン・マーキング】は、
「あんた達もこの50対1の戦いに不満だったんだろうけど、私達も不満だった。
それだけは理解してもらいたい。
だから最初はやる気は無かった。
適当にお茶を濁そうと私達は思っていた。
だけど、あんたが思ったよりずっと強かったからね。
全力で戦わざるを得なくなった。
でもさ、本当は自分達の力を発揮しようにも相手が1人しか居ないと聞かされて不満だったんだ。
私達は私達の実力を正統に評価して貰えると思って【フェイマス・グローリー】の妻として参加した。
だけど、蓋を開けてみれば、己の保身のためのくだらない戦いだった。
何のために私達はこんな馬鹿馬鹿しい戦いをしているんだ。
そう思っていた。
【フェイマス・グローリー】は、私達の様に本心では従っていない者のために保険を掛けている。
それが、【三正妻】による特別誓約書だ。
違反すれば私達にはそれ相応のペナルティーが課せられる。
それが嫌でこの戦いに参加したんだけど、あんたと戦えて良かったよ。
あんたとなら本気で戦える。
勝っても負けても悔い無しだ。
もちろん、私達はまだ負けるつもりはないけどね」
と本心を語った。
【フェイマス・グローリーチーム】は全員が嫌な奴という訳ではない。
1000人以上居るのだ。
良い奴も居れば悪い奴も居る。
【ブラック・マドモアゼル】の相手は良い奴よりだったという事だ。




