第二十二章12 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】12/【ピンク・シニョリーナ】対50名05
【ピンク・シニョリーナ】の圧倒的な戦闘力の前に焦った、【フェイマス・グローリーチーム】の実力者、【ダーナ・ロッカー】は、彼女と会話をする事で【フェイマス・グローリーチーム】として落ち着きを取り戻し何とか対抗策を練ろうと考えた。
【ダーナ・ロッカー】は、
「ちょ、ちょっと待って欲しい。
さっきはバカにした悪かった。
あんたが強いのは解った。
解ったから、少し、話をしないか?」
とダメ元で聞いて見た。
【ピンク・シニョリーナ】は、
『これからが良い所にゃん。
【ピンクちゃん】をバカにする人間と話す事なんて全く無いにゃんよ』
と言った。
「いや、だから悪かったって。
ちょっとあんたに興味を持ったんだ。
少しで良い。
話をさせてくれ」
『聞く耳持たないにゃん。
敵と話す気は無いにゃん。
ダーリンの敵は【ピンクちゃん】の敵にゃん』
「あんたに有益な話が出るかもしれないぞ。
それでも聞かないと言うのか?」
『【反属性召喚】にゃん』
と言って、【ダーナ・ロッカー】の中に彼女の反対属性のエネルギーを召喚した。
そのまま、【ダーナ・ロッカー】は、
「あががががががががががががっ・・・」
と絶叫し、失神した。
他の試合ではある程度通用した会話作戦が【ピンク・シニョリーナ】には通用しなかった。
【ピンク・シニョリーナ】は、
『もう一度言うにゃん。
敵と話す気は全く無いにゃん』
と言った。
それを受けて、
「だめだ。
話が通じねぇ」
「ど、どうすんだ?」
と焦り出す残った23名。
【ピンク・シニョリーナ】は一度でも敵対した者には容赦しない。
交渉は無い。
そう言う性格だった。




