第二十二章10 【アンサー・クリエイト/第10席戦4】10/【ピンク・シニョリーナ】対50名03
【上位超謎創想結師】としての衣装、【桃髪の【民族衣装のサリー】と【アラビアンナイト風サルエルパンツルック】を合わせた様な服装】を着ている【ピンク・シニョリーナ】対【フェイマス・グローリーチーム】の50名の戦いの火ぶたは切られた。
【ピンク・シニョリーナ】は、たまたまその辺に転がっていたナマクラ刀を取り、ヒュンヒュン振り回した。
そして、
『うん、これで良いにゃん。
行くにゃんよぉ~。
【エンチャント・ポゼッション】にゃあ~』
と言ってナマクラ刀に【超越】の【力】を付与した。
すると、ナマクラ刀だった物は、みるみると【至高の宝剣】の様に様相を変化させた。
チャキっと音を立てて構えると、
『この刀は今から、【超越宝刀】とするにゃん。
もう、ただのナマクラじゃないにゃんよ。
この【宝刀】の試し斬りに付き合いたい人は居るかにゃん。
付与したモードは9つにゃん。
まずは、【タイムマシンモード】を試して見るにゃん』
と言った。
そこへ、
「ふざけんな、バカ女が」
「やってやんよクソが」
と2人の女が怪力で斬馬刀を振り下ろす。
【ピンク・シニョリーナ】はそれをひらりとかわし、わざとへっぴり腰で【超越宝刀】で斬りかかる。
2人の女は、
「バカが、そんなへっぴり腰で・・・がっ???」
「余裕で避け・・・ぎゃっ・・・」
と余裕で避けたつもりなのに斬撃がモロに当たった。
薄れ行く意識で、
「な、なん・・・で・・・よけた・・・はず・・・」
「なん・・・で・・・当たった・・・の・・・・?・・・」
と何とか言葉にした。
避けたはずなのに斬撃を食らった・・・
どういう事だ?
何故、当たった?
そう、思うのも当然である。
【ピンク・シニョリーナ】は、何をしたのか?
それは、2人の女が避ける前に居た場所を斬ったのだ。
それが、【タイムマシン】に乗ったかの様に2人の女が居た時間とピッタリマッチして、斬りつけた。
つまり、避ける前の時間に【超越宝刀】の斬撃が通過し、2人の女はまともに斬られたのだ。
それが本当なら避けようがない。
どんな回避能力を持っていようと、そこに存在していた時間に後から斬りつければ斬られる。
そんなの無茶苦茶な設定である。
完全な【チート能力】であった。
その事を残った48名は理解出来ない。
何が起きたのか全く解らず、混乱している。
「な、何しやがった?」
「何が起きたんだ?」
と動揺していた。




