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詩全集2

迷回

作者: 那須茄子

日々迷い子な私

回り道して遠のく

時間がなくなる

見計らったように置き時計が鳴る


見つからない個数

後ちょっとというところで

欠け落ちた溝にはまる


擦りむいた

泥に塗れた

影が跡をつけて来ない 


最初から逃げ道、抜け道、近道が

ある前提で進んでた


あるいはもと来た場所まで戻れる

一本道だと決めかかってた


それはそういうこと


日々行方不明な私


宛も向かう場所も待ってはくれない

来たるべき俯瞰の下で棒立ち


それはそういうこと




日々迷い子な私

回り道して遠のく

時間がなくなる

見計らったように置き時計が鳴る



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