表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おふくろの味

作者: ヒロモト

亡くなった母のレシピノートが見つかった。材料を集めるのは大変だったが、用量を守りシチューを作り、食べたら涙が出た。


「……母さんの味だ」


ドンドンと扉を叩く音がする。


「警察です」


「警察?」


「署までご同行願いたい」


私は捕まるような事は何もしていない。なぜだ?


「……その前に病院ですな。どうされました?ずいぶんと血が」


肩の肉がちょっと無くなったぐらいで大袈裟な。私には最低限の医療知識がある。これぐらいは自分で治療出来る。

しかし警察に逆らってもいい事なんかない。

とりあえず協力的な態度を示し、早く終わらせよう。


「率直に申しますとあなたのお母さんに『アイダホの悪魔』の容疑がかけられています」


「アイダホの悪魔ぁ?」


何年か前に13人を殺害してまだ捕まっていない恐ろしい殺人鬼。母がアイダホの悪魔?そんなバカな。母は私にとって優しい母だった。

誤解を解かなくては。


「ところでお母さんはどこに?」


「一年前に事故で亡くなりました」


口の中におふくろの味が残っている。













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 狂ってるの好きo(^o^)o
[一言] ……コレは……どう読むべきか? 「信用出来ない語り手」に思われるのが、またなんともモヤります。 モヤモヤとした不快感の味わい深さ…………まずうま
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ