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成功は誕生日みたいなもの。
待ちに待った誕生日がきても、自分はなにも変わらないでしょ。
―――オードリーヘップバーン
綾野さんとサンテンドーエリアとかジェニーポッターエリアとか満喫した後、綾野さんがお花摘みに行った。俺ははしゃぎすぎて尿意がないから行かなかったけど。
「ねぇそこのお兄さん」
「え?はい」
誰だこいつら。ギャルっぽいけど
「私達と一緒に遊ばない?」
「気持ちいいことしてあげるよw」
「結構です」
綾野さんと比べた時綾野さんのほうが優先度が高い。しかも綾野さんのほうが美人だから綾野さんを選ぶ。ゲスだって?黙れ黙れ。どうせこっちにきたらそう判断するんだ。
「一人でいるんだからさぁ〜」
「人待ってるので」
「絶対嘘でしょw」
「真斗くーん」
「綾野さん!」
「けっ、本当に待ってたのかよ」
「この方達は?」
「しらないです。行きましょ」
ふん、綾野さんがきたらすぐに散っていきおって。勇気がないな。
「綾野さんに比べたらあんなのゴミ、いやゴミ以下です。」
「こら、そんな言葉つかわないの」
「すみません」
「まぁちょっと気分害されたしごはんでもいこっか」
「はい」
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はぁ....真斗くんかっこよかったなぁ....
よし、お化粧も直せたしもどろ。
「*%$”#」
「&$#*}」
なんか言い合ってる..大丈夫かな...
「真斗くーん」
「綾野さん!」
「けっ、本当に待ってたのかよ」
「この方達は?」
「しらないです。行きましょ」
知らない奴が真斗くんにカマをかけてたのか。睨んでおこう。
「綾野さんに比べたらあんなのゴミ、いやゴミ以下です」
えっ..私のことをそんなに思ってくれてるの...好き........
「気分害されたしごはんでもいこっか」
「はい」
むすっとしてる顔もかわいい...
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もう夜か。あっという間だったなぁ。
「じゃあもう解散しよっか」
「そうですね」
「ねぇ真斗くん」
「なんですか?」
「また遊ぼうね」
「えぇ。もちろん」
いつかも決めてはいないが、約束したんだ。次も遊ぶことになるだろう。
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私はいつか真斗くんと結婚するのだろう。母は中学生までお見合いを進めてきたが真斗くんと出会ってからめっきり減ったし、真斗くんも私を意識してくれているはず。
もう私には真斗くんしかいない。
「ねぇ真斗くん」
「なんですか?」
「また遊ぼうね」
「えぇ。もちろん」
逃さないよ。世界のどこに居てもね
綾野さんを正妻にしようかとも考えましたが、主題に沿わないので第二の妻とかになるでしょう。正妻は誰にしようか何も考えてないです。




