12.25
明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。
ガンジー
私はきっと五年下の子に恋をしたのだろう。しかも一目惚れ。そんなこといいのかな。
「ねぇ西田さん」
「ん?どうした?」
「3年下ってどう思う?」
「ん、どうしたの急に。男に興味なさそうなあやのが五年下って」
西田弥佳はネットとか恋愛に詳しいから聞いたらなにかわかるかもって思った
「社交界のときに一目惚れしちゃったかも」
「あの「男なんて興味ないわ」とか言ってたあやのが?」
「言ってない」
「冗談冗談。でも3歳下ってことは小3でしょ?それは難しいんじゃないのん」
「保護欲が掻き立てられるっていうか...かっこいいっていうか...なんだろ......」
「惚気はいいから。写真くれ」
「これ」
「え、普通にかっこいいじゃん。身長高くなればなぁ」
「でしょ!」
「まぁちょっとずつBINEしていけば。」
「うん。頑張る。」
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最近、親と喧嘩したりすることが多くなってきた。高校の話だ。私は関東の高校に行きたいのにどうしても許してくれない。こういうとき、真斗くんと話すと疲れが緩和される。
しんと:最近大丈夫ですか?│19:49
あやの:大丈夫?なにがですか?│19:52 既読
しんと:最近なんか大変そうですよ。│19:53
なんでそんなことがわかるんだろう。
しんと:なにかあったら全然話してくださいね。僕で良ければ乗ります。│19:54
あやの:うん。ありがとう│19:57 既読
あぁ。大好きだ。優しく包み込んでくれる。
あやの:これからはタメ語で話すね│19:59 既読
しんと:ぜひ!│20:00
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高2で久しぶりの社交界。真斗くんに会えるのがワクワクする。
「あやのさーん!」
「真斗くん!久しぶりね」
かっこいい。かっこいいよ。大好き。
「? どうかしましたか?」
「なんでもないよ」
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ふっ....うっ....あ.....
またやってしまった。この前あったときから...私好みになっていて真斗くんやってしまっている。
大学が楽しみだ。ずっと会える。ずっと愛せる。
待っててね。愛しの真斗。
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「で、最近その真斗くんとどうなのよ」
「まぁいい感じかな。ずっとBINEで話してるよ」
「うちにも教えてね〜。中学生からの親友でしょ?」
「親友でも教えられないよ。無理無理」
「ケチ。束縛女が」
「うるさい」
3話続けて女子目線にします。もうちょっとどうやって壊れていったか書きたかったけど語彙力が足りない