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アイツ

「なんで悠一が野球部に!?」


アイツが俺に詰め寄って来た。

平等院さん当たりが

「彼女か?」など言っているがそうではない。


「俺の勝手じゃん…逆に俺はお前が何故この学校に、そして野球部に来たのかをしりたい」


この女の名前は神谷涼華かみやすずか。俺の近所で、中3ん時に知り合った。それからの付き合いだ。


「此処に入学したのは近いから。そいで野球部にマネージャーとして入ろうとしてるのは、実は野球好きだから…って悠一。アンタ私と同クラよ」


理由違うのに同じ学校。更に同じ部。最終的には同クラだとさ。なんたる要らない奇跡。

コイツお節介でたまにしつこいから俺の得意なタイプでは無い。それは去年一年で痛感した。まあ助けられた事もあるけど…。


「ウソ!?また同クラなの?」


俺がわざとらしく言った。


「なによ?嫌な訳?」


「別に」


「オイ、清水」

そんな会話してると倉吉が入り込んで来た。まあナイスタイミング。

それを見ると涼華は九十九監督と源キャプテンの方に向かった。


「なぁ、涼華ちゃんとお前って付き合ってんの?」


倉吉の質問に間髪を入れず答えた。

「イヤ、前同クラで近所なだけ」


すると倉吉は派手なガッツポーズを作った。

俺はそれを見て意味不明だっだが倉吉の目は輝いていた。

「俺な、涼華ちゃんに一目惚れなんや」


「は?」

俺は思わず変な声を出してしまった。

そんな事人に言う事なのか。


「イヤ、だって見てみ!顔かて可愛いし」


「そうか?」

そう思えば他の女子よりは整った顔立ちだ。って何を考えてるんだ俺は。

自分に呆れた。

「それに見てみあのスタイル。抜群やん!もう胸とか…ゲフッ!」


奇声を放ち、いきなり倉吉が倒れたと思えば泉が後ろに立っていた。


「コイツ入学初日の朝からこんなんだから気にしたら負け、だよ」


ハハハと泉は笑っていたが、俺は泉に少し恐怖を持った。


「今どうやって倉吉倒したんだ?」


興味本位で尋ねた。物音一つもさせないで倒したからだ。


「ん?ツボをトンって」

泉は軽いチョップの様な動きをした。

話によれば泉の家は父が武道家、母が和菓子屋の店長らしい。それで家は先祖代々続く和風。何とも京都らしい奴だ。ついでに姉が一人いるらしい。さっきのは父の教えらしい。話の後、一度コイツの家に行きたいという衝動にかられた。












「おーし!こんなに揃ったんだ!全員集合!」


九十九監督がみんなを呼んだ。みんなが監督の周りに集まる。俺も泉と監督の所に向かった。

倉吉は放置したまま――。

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