作戦会議
■作戦会議
K:僕たちは相手を負かす必要はない。Mが過激な行動をしなくなればいい。
K:論戦に必ずしも勝つ必要はなくて、考えを、方向性を変えればいい。
B:Rの見た夢だと学生闘争のような反政府組織のリーダーになるんだったな。
R:特に五輪の開催、その流れの中で過激さを増していった印象かな。まぁ夢の話ですけど、、
K:Mは五輪のことが焦点になるだろう、そこは避けて、考えを変えていくように対策していこう。
R,G,B:はい。
K:カウンセラーのGから会話、話術、読唇術などを少しでも上げるようなトレーニングをしよう。それと定期的にBからMの情報を共有しておいて。
B:情報分析は得意なんだ。
R:Kさんは?
K:自分は五番目の女性を探す。
R:重要なの?
K:たぶん。
G:上手くいきそう?
K:、、、何とも言えない。時間はまだある、できる限り、やってみる。
■Gとの特訓
G:人の心を読む、僕の場合、表情やしぐさで判断することがほとんどだ。けれど、それだけ覚えればいいということではなくて、相手のことを深く観察することも重要なんだ。
R:深く観察?しぐさ、表情だけでは判断できない?
G:うん、そうだね。 誰にでも当てはまるけど、個性というか、同じものでも違う感じ方をするものはある。「リンゴ」や「イチゴ」といったら赤いものを想像するけど、「青いリンゴ」や「白いイチゴ」もあって、こちらが赤いものだと決めつけてしまうと判断にミスが出てきてしまう。
R:人の感性はそれぞれあるしね。それに合わせることも大事ってこと?
G:うん。 まぁ、Mとは幼なじみである程度は分かっているとは思うけど、このくらいの年齢だと、いろいろ考え方、価値観も変わるからね、慎重に観察して、判断することに慣れていこう。
R:大学入ってからは毎日会わないし。コロナになってからは全然会えていないから、今のMがどんな感じか?自分もあまり自信はないです。
G:大丈夫だよ。
G:完全勝利じゃなくていいんだから、相手が食いつくような方向に軌道を修正するだけでいい。論破する必要はないし、勝つ必要はない。
G:相手の意識を少し変えればいい。
G:それにさぁ、正夢になるかどうかなんてわからない。
R: 今の、読心術ですか?
G:弱気になってたから。