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コロナ夢M  作者: 映像制作UMASHIKA
2/4

Rの夢

K:Rの夢、、、

K:止めることは可能だし、

K:止められないと、、、やばい、かな。


みんながRを見る。


K:君が見た夢の話、聞かせて。


どこから話せばいいのか?困惑していたらKと目が合うR

Kが優しい表情をする。

その表情をみて落ち着き、言葉が出てきた。


R:あいつは小学校の時から級長や部長とか、そういった仕事をしてました。真面目で正義感の強いやつです。

R:いじめをやめさせたこともありました。

R:百田マサシはそういう男です。


R:僕が夢は彼のことが大部分です。

R:コロナが起こって、大人たちだけでなく、若い人たちにも影響はある。行動は制限され、

人との距離を意識しないといけなくなった。

R:若い人、学生の中には独りで暮らしている人も多くいる。独りで、コロナの自粛期間を過ごしていれば、感染対策を意識するあまりにどんどん孤立してしまう人、誰にも会わず、視野が狭くなって、ネガティブなことばかり考えてしまう人も出てきた。


R:M、、Mの妹もそんな一人だった。地方に進学して、慣れない土地、知らない人ばかりの中で、独りで暮らしていく中で精神的にダメージがあったみたいで、意識が混濁状態になり、事故にあって、入院することになった。


R:アリ、Mの妹は少し変わった子でしたが、兄妹とても仲がよかった。

R:アリのことをとても心配していました。


R:アリの容体は命に関わるものでなかったのと東京の感染状況をみて、Mは自費でPCR検査をし、自身が感染してないことを確認して、アリのもとへ向かっていました。

R:そんな時に政治家が自粛に従わずに会食をしていたという報道をありました。今まで見たことがなかったMの表情、、苦悶というのか、、そんな顔になっていました。


R:ひと月後、東京に戻ったMの表情はまた違うものになっていました。どこか冷たい、どこか刃物のような危うさがあるような、そんな雰囲気をもっていました。その後、彼の行動が変わっていき、SNSで政府の対応について、過激に批判することが多くなっていきました。


G:元々、そういうのやってたの?


R:SNSを積極的にするタイプではなかったですね。批判などもしない、むしろ模範的な行動が多かったですよ。

R:でも、彼のSNSはどんどん過激になり、それと比例するように人気も出て、インフルエンサーと呼べる存在になっていきました。


R:最初はデモに参加する程度の行動もどんどん過激になって、マサシだけでなく、彼を支持する人もどんどん増えて、学生闘争?そんなゲリラ活動も起こすようになり、、、

R:日本は政府を支持するもの、Mを支持するもの、両方とも否定するもの、、、二分三分するような状態になって、日本は大混乱を起こしてしまう、、、


R:そこにコロナの感染、不況が重なって、それでもMが活動をしていて、、僕は止めようとして夢は覚めます。


K:ありがとう。


■対策


K:夢での話だけど、彼とは会っているよね。


R:東京に戻ってきた時は見かけたくらいで、、、


Kが食い気味で


K:その後に会っているでしょう?、、、木々の、若葉の様子から5月くらいかな?


R:夢なんで、正確にいつとはわからないですが、たぶんそんな感じだと思います。SNSやニュースの話題では五輪の開催について話をしてました。


K:遅くとも五輪前の時期かぁ。


Y:来年になったら、五輪開催できるの?


R:夢の中で世論は中止が多かったけど、、、政府とIOCはごり押しする勢いだったな。


B:それで今のMとその妹の状況はどうなんだ?


R:アリがこの前に事故にあって、今、Mは会いに行く準備中です。

R:そこは防げませんでした。


K:夢が現実になるとは思わないしな。しょうがないよ。


Y:じゃぁ、今から説得しに行く?


R:妹のことで頭いっぱいの上、感染のことも考えているのに僕らが会いに行けば不信感を持つだろうし、会ってもくれない、話もしないと思います。


K:そうだろうな。


G:じゃぁ、勝負は1ヶ月後から春までの間ってこと?


K:そうなるだろうね。


Y:いけそうじゃん。


K:どう思う?


R:簡単に意志が揺らぐ人間じゃないです。


B:夢の中で説得はしたんだっけ?


R:、、、


B:まぁ、してようが、してまいがバッドエンドってことだったな。







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