閑話、神の憂鬱
初めての閑話です。
こんな感じでいいのかな、、、それよりあまり書くことがない!
まずい!
俺は創造神。神界のトップに立つ神だ。
最近、神原優樹とか言う日本人をこの世界に転生させたが、それにも一応理由がある。
実は、優樹がいた地球以外にも、世界が存在している。
今優樹がいる世界以外にも、地球以上に科学が発展している世界や、戦乱が続いている世界など、たくさんの世界がある。その中でも優樹をこの世界に転生させた理由は、それぞれの種族のバランスが崩れかけているからである。
実際、魔族が人間滅亡を掲げて魔王を中心に各地で暴れ回っている。
今は人間の数だけで対抗できているが、魔王本体が出てきたらもはや数のアドバンテージも無くなるだろう。
さらに言えば、魔王自体も真打ではなく、神から成り下がったやつらー魔神の存在もある。
魔神は、過去に俺たちと下界への介入についてで一悶着あり、その力も侮れるものではない。
魔神の方針から言っても魔王にかなりの力を与えていることだろう。
「ふう」
思わずため息が漏れる。もはや頼みの綱は優樹しかいない。
神が下界に干渉できる限度は限られている。その中で最大限できることが、異世界からの召喚であった。
さらに、いくら異世界から召喚したと言っても、それなりに強くなければ、分け与えるステータスに体が耐えきれない。
その点、数ヶ月に渡っての夜更かしに耐えられる優樹の体は適任だったのである。
「頼む、耐えてくれよ、、」
そう呟く。もうさほど時間に猶予がない。
それまでに優樹に強くなってもらえないといけない。
自分が吐いた息は虚空に消えていくのであった。
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side:優樹
「任せておけ」
なぜか急にそう呟く。
自分でもよくわからないままにゴブリンを討伐していく。
ーこれから世界の混乱の渦の巻き込まれていくとも知らずに。
次回、厄介な依頼