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短歌まとめ

作者: はし


しくしくしく四方八方まだ取れない爪のささくれ海苔の佃煮


なれたらいいのにあなたに対して洗っても取れない米つぶのように洗っても


危ないあなたのようにもうすこし勇気があったらきみはもういない


いつまでもクヨクヨクヨクヨ過ぎたことを

辞めたいけれどこれが私だ


もう変えられないのにいつまでもこうすればよかったを探している


ニボシいっぴきあらそいのタネぜんぶほしいからしょうがないよね


アプリを更新したらまた新たな日々が始まった驚き驚き


高校時代グループトーク三年間祝われない誕生日


桃色の花道キミの笑顔がわたしの心を救ったよ


あの日見た空もう思い出せないけど君のことずっと忘れないよ


瞬間気づく落ちなかったそれがジワジワジワジワ広がっていく


逃げるのが上手い子どもだったもうこうなりゃずっと暗闇の中


辛いものより甘いものおしりの痛みよりも膝のぬくもり


ツインテールをひとつ結びにしてね靴に羽根をつけてみるんだ


泣きながら食べたラーメンきみはもっと辛かっただろうか知らんけど


なくていいもの乳首の毛と足の指の毛とあなたなくていいもの


叫ぶんだ寒空の下なれないと分かっていても獣の声


閉まるカーテン降りつもった雪の中足跡はひとりすぐ消えた


それで良かった難しい話避けるキミそれで良かったあの頃は


面倒だ全部全部面倒だけれどまだまだ死にたくない

そう思うやりたくないことばかりだけれどまだ生きていたい


すれば良かったすれば良かったこうすればああすればタラレバだらけ


そう言って彼女はいなくなった「みんな、生きろー」君が生きて



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