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ドラゴンクエストダイの大冒険と比較する古来のファンタジーと現代のファンタジーとの違い

作者: 兵郎桜花

今回はドラゴンクエストダイの大冒険で見る古来のファンタジーを語りたい。RPGが元ネタの漫画とアニメでリメイクされた異世界もの、年数の詳細はウィキペディアでも見て欲しいが最初の単行本は1990年発売でジャンプ系列で連載。脚本は仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズでもお馴染みの三条陸、王道でお馴染みの人である


主人公ダイではなく父親の方を先に語りたい。人でも魔物という汎用的な怪物ではなく神が召喚した竜の騎士というもので戦うためのFateでいう世界の抑止力で本人に心はあるものの戦闘兵器である非業なもの。それでいて人でないゆえに人類の英雄でありながら人類に敵対したとされ妻もろとも処刑されている。人は悪であり異なるものを排除するとあの時代でもう描いている。それでいて人類を守り憎まない者という両端を合わせもつ作品といえる。





 主人公はその父親と人間のハーフゆえに一時疎外感のある話になるのも特徴。特殊な父親というジャンプお馴染みの血統もちで凄まじい主人公補正ともいえるパワーを発揮し修行や強敵との戦い、武器でさらに強くなるのも同様。現代の異世界アニメとはほとんど趣が異なる。敢えていうとこの手の主人公が強いのは当たり前なのでまったく面白味がない。





 さらに仲間は先代勇者パーティ二人の子供や元敵、一人は獣人で一人は主人公と同じ師匠の裏切り者の二人という異色な者が多い。主人公が異常ゆえに仲間も通常の人間では不可能といえる。主人公をカバーできる仲間が多いのも昔の異世界漫画の特徴





 が、例外的に家が鍛冶師で本人も普通という非戦闘向きな者が一人だけいる。一般人ではあるが悪知恵と勇気と根性だけで最終決戦まで残っておりそれこそが彼の異質さを物語っている。才能こそあるものの元からなんの力がなくとも英雄になれるという示唆。ネットでは一部熱狂的ファンがいるのも大きい。





 世界観は元ネタがあるだけに細かくいう必要はないが呪文は魔力と契約さえあれば誰でも使えるので特別差はないというのが特徴





 話としては悪役でも外道や対して誠実な者、成長する者、暗い過去がある者など濃いドラマがある。下手したら主人公側より濃い、敵の何人かが主人公側に寝返ってるのもあるが





 戦いとしては主人公パーティこそ強いものの最終決戦や過程では大勢の仲間が必要なことが描かれる


比較対象として古い漫画原作アニメとして魔法騎士レイアースを上げるとこちらの


主人公は地球人で仲間に運動神経や頭のよさに差はあるが一般人であり大儀ではなく自分の心の平穏あくまで自分のためというのが特徴的。ダイの大冒険ではまったく同じ境遇の仲間はいないがここではいると違いがある。現代でいうプリキュアやデジモンに近い一般人が特殊な力を手に入れて英雄になるのはすでにある。原作がりぼんと少女漫画というのもある。まあ少女漫画繋がりでセーラームーンは前世が女神とダイの大冒険よりひどくなってるが。親がでなく本人が強くてどうする


現代深夜アニメでは転生したらスライムだった件こと転生スラをあげると主人公に仲間こそいるものの最強が主人公でありそれに引っ張られる仲間というのが特徴的で子供向け番組とは圧倒的に異なる。一般人の地球人が特殊な、絶対的な力を得るのが現代サブカルチャーの特徴。また人類の一部が悪というのも代表的であり主人公が人類でなくなっていて仲間も人ではないのも特徴的。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ダイの大冒険は現地人が主人公で、転スラ・セーラームーン・レイアース・プリキュアなどはすべて日本人が主人公ですね。 ダイの大冒険と現在のファンタジー作品の違いの1つとして『転生または転移』…
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