魔術師は魔法を使えない。
──少年は見た……魔法を。
──少年は見た……魔法使いの涙を。
「魔法使いにお礼が言いたい」という馬鹿げた夢を持つ少年──道見ゆきとが魔法使いの手がかりを掴むため、帰り道に偶然出会った魔術使いと戦いや事件に身を投じていく。
また、出会える奇跡を信じて。
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