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ハリガネベイスボウラーズスリイ!  作者: 椎家 友妻
第一話 張高野球部、本格始動!
8/82

4 ちょっと違うタイプの壁ドン

 「はぁ・・・・・・」

 その日の昼休み、俺はため息をつきながら廊下を歩いていた。

向かう先は職員室。

キャプテンの言いつけにより、

俺は張高野球部の顧問の先生の調査をせんとあかん事になった。

毎度の事やけど、何で俺がこんな事をせなあかんねん?

しかもこの流れやと、またやっかいな事に巻き込まれる気がするんやけど。

 とか思いながら廊下をトボトボ歩いていた、その時やった。

 やにわに誰かに後ろから制服の襟をガシッと掴まれたかと思うと、

俺はそのまま後ろに強引に引っ張られた。

 「うわっ⁉ちょっ⁉ええっ⁉」

 そのまま引きずられる俺。

ていうかコケるコケる!

一体誰やねんこんな事する奴は⁉

とか思っているうちに、俺は人気のない階段の踊り場まで連れて行かれ、

その壁際にドン!と突き飛ばされた。

 「あ痛⁉」

 激しく壁に背中を打ちつけられて物凄く痛かった。

何ちゅう腕力。

ていうか誰やねん?

まさかこの学校の不良が俺からカツアゲしようっちゅうんか?

俺はそんなに金持ってないで?

と思いながら目を開けると、そこに居たのはカツアゲをしそうな不良ではなく、

ガッチリした体格の女子生徒やった。

ちなみに俺はこの人を知っている。

張高女子ソフトボール部のキャッチャーにしてキャプテンの、佐渡(さわたり)天音(あまね)先輩や。

その佐渡先輩が、怒りに満ちた表情で俺の事を睨みつけていた。



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