表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハリガネベイスボウラーズスリイ!  作者: 椎家 友妻
第六話 決戦!植葉組!中盤戦
73/82

6 クロスプレー

得点は〇対〇。

七回裏、張金高校のチャンス。

 そんな中植葉は、第五球を投げた!

外角のストレート!

それが甘いストライクゾーンに来た!

 カキィン!

 俺はその球を鋭く打ち返した!

そしてその打球はライナーで一、二塁間を破り、

ライトの手前でワンバウンド!

とうとう植葉からヒットを打った!

そして二塁ランナーの小暮は三塁ベースを蹴ってホームに突進!

打球を掴んだライトは無駄のない動きでバックホーム!

ホームベース上で構えるキャッチャーにワンバウンドのいいボールが返って来た!

そこに小暮が足から滑りこむ!

ボールを受けたキャッチャーが小暮の足にタッチする!

タイミングはほとんど同時!

判定は⁉

 「アウト!アウトォッ!」

 アウト!アウトやった!

ライトからの素晴らしいバックホームとキャッチャーのうまいブロックで、

小暮の本塁突入はあと一歩のところで阻止されてしもうた。

 「だーっ!もぉうっ!」

 一塁ベースを回ったところでその光景を目の当たりにした俺は、

思わず声を上げて天を仰いだ。

大いに盛り上がった一塁ベンチとギャラリーも、

今のプレーで一転して静まり返る。

それに対してこのピンチをしのいだ植葉は、

 「よっしゃぁっ!」

 と雄たけびを上げ、他の植葉組の面々とハイタッチを交わして盛り上がっていた。

 互いにピンチをしのぎ合った七回の攻防。

しかしスコアはいまだ〇対〇。

両チーム一歩も譲る事なく、試合はいよいよ激闘の様相を呈してきた。

 遠川監督を賭けたこの一戦。試合の行方はまだまだわかれへんのやった!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ