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18話:路地裏に潜む獣【前編】

ー放課後ー

レガル「それでは今日の授業はここまで。

自分の龍技はちゃんと把握出来たかな?

明日は龍技についての講習・演習をするので、

忘れないようにメモをする物を持って来た方が良いでしょう。

それでは皆また明日!」


元気良く話を終え、先生が教室から退室した。

さて、これから何しようかなーなんて思ってたらメアリがこっちに向かって来た。


メアリ「サクリア君、一緒に帰ろう。」

サクリア「いや、その前に街に行ってから帰ろうかなと思う。どんな店があるのか気になるし。」

メアリ「え、行ったことないの?」


まあ、この星に来た当初は家以外行った事なかったからな。父さんに外出の許可出されてないし。


メアリ「それなら私が街を案内するよ!」

サクリア「良いのか?じゃあお願いし...『話は聞かせて貰いましたわ!』ええ...」


話をしている所にセレインが横から割って入ってきた。呼んでないんだけど。


セレイン「こう見えてお店には詳しい方なのよ?私も新しい服を買いたいと思っていたのよ。」

サクリア「誰も服買いたいとは言ってないが」

セレイン「でも街には行ったことはないのよね?」

サクリア「(確かに行ってないが...)分かったよ、案内してくれよな?」

メアリ「私も行くもん、サクリア君とセレインちゃんも一緒に行くー!」

セレイン「メアリさん、その『ちゃん』は止めて下さるかしら、その呼び方ですと恥ずかしいですわ。」

メアリ「ええー?可愛いじゃないセレインちゃんって。」

セレイン「だから呼び捨てで結構ですので、せめて普通に名前で呼んで頂戴!」


女の子2人が僕の前で話し合ってる、ここに来る前は友達なんて直ぐに出来なかったのに、

今では話し合える友達が出来るなんて想像もしなかったなあ。


サクリア「2人共、話はそこまでにして早く行こ...!」


その瞬間、教室の窓から視線を感じた。

鋭く突き刺さる様な感じが僕には分かった。


セレイン「ちょっと!何窓なんか見つめているのよ。」

メアリ「どうかしたの?」


2人が分からないってことは、僕だけ気付いてる?それとも、あっちからわざと気付かせる様な視線を送らせたのか?

それはまだ定かではないが、取り敢えず用心しとくか。


サクリア「なんでもない、街の案内宜しく頼むよ2人共。」

セレイン「任せなさい!」

メアリ「いいよ!」


こうして僕達は街へと向かって歩いた。






ーとある路地裏ー


???「見ているとはいえ、この距離からでも俺様の視線を感じ取るとはな・・・、

あいつの力があれば俺様の復讐は達成する事が出来る!」(〜っと言いたい所だがどうするか...男が弱いのと言えばやっぱアレしかねえよな。

試す価値はありだな、待っていやがれ!)








ガルピア学園から歩いて15分位経ち、目的地に到着した。

おお!人が多いな。(龍人だけど)

店に入る前に家にあった帽子を被る。

龍神の息子だってバレたらまた面倒くさくなるし、それだけは勘弁だ。


メアリ「着いたよ、ここがスカイテールて呼ばれてる街だよ。あれ、何で帽子被ってるの?」

サクリア「また前みたいに囲まれたら嫌だからね、その為の帽子。」

メアリ「あ、そういう事ね。」

セレイン「さて、着いたのは構いませんが貴方どこの店に行きたいんですの?」

サクリア「そーだなあ、先ずは服売ってる所に行ってみるかな。」

セレイン「お洋服ですって!?サクリアったら話が分かるわー!

さあ、洋服店はこちらでしてよ!」

サクリア「ちょ、引っ張るな焦るな!」

メアリ「2人共待ってよー!」


セレインに腕を掴まれて走らされた。

服と分かった途端喜ぶんだからな、

やっぱり女の子ってとこか。


女性店員「いらっしゃいませって、あら?セレイン様ではありませんか。今日も何かお探しでしょうか。」


店に入った途端、女性店員らしき人が接客してきた。てか、今日もとか毎日通ってんの?

普通に飽きない?僕は飽きるよ?


セレイン「ええ、今日は彼に似合う服を探してきたのよ。」

女性店員「彼って言いますと遂に彼氏が出来たんですね!」

セレイン「え?!ち、違うわよ!学園で知り合った子に洋服店を案内してるだけよ!」


セレインが彼氏でないと否定した。

以前の時とは態度も改まって、色々と気を付けているようだな。

次からはちゃんと名前で呼ぶか。




ー20分後ー

やっぱり女の子って服選ぶ時すんごい時間掛かるのか?自分はそう時間は掛からなかったけど、

メアリとセレインが『あれでもない、これでもない』とか言ってるから心の中で『はよ選べ』と思ったよ。

まあこれで自分達の衣服とかも買えたし、

後は食品店らしき所行って帰るかな。


サクリア「やっと終わった?2人共長い。」

メアリ「ごめんね、でもこれは大事なことだったからつい真剣に悩んじゃったの。」

セレイン「そうよ、服を選ぶ時は試着も兼ねて満足するまで何回でもやるのよ。」


見た目重視なのかどうか分からんが2人にとってはそうなのだろう。


サクリア「じゃあ後は適当に回って帰るか。」

メアリ「うん!」

セレイン「そうね。」


・・・だがその前にやる事がある。

はあ、めんどくさいのは嫌なんだが。


サクリア「2人共、あそこの食品店で待ってくれない?ちょっと寄るとこあるから先に行ってて。」

メアリ「?分かった、先行ってるね。」

サクリア「ああ、悪いな。

直ぐに戻るから。」

セレイン「何か忘れたの?早く来てよ。」

サクリア「了解。」


そう言い残し左に歩いた。

全く、神経質になったせいなのかさっきから視線が突き刺さる。

大体誰なのかは見当付くけど。

取り敢えず人通りが少ない路地裏に向かっていく。同時に視線を送っている人物もひそかに移動している。

人が誰もいない路地裏に到着した。

さてと・・・。


サクリア「いるんだろ、コソコソ隠れてないで出てきたらどうなんだよ?」

僕の呼び掛けと同時にその人物は上から飛び降りて来た。

???「へ!中々勘が鋭いじゃねえか。

流石は龍神の息子と言われるだけあるな。」


そこに居たのは龍人の様で龍人じゃなかった。

所々に毛が生えて翼も無い者がいた。


サクリア「お前、只の龍人じゃないな?」

???「へえー?俺様の姿を見ても動じないとはな、普通見たら誰でも驚くぜ?」

サクリア「僕はリアクションが薄い方でね。」

???「ふーん、ま、んな事はどうでもいいや。おいお前!俺様に力を貸せ!!」

サクリア「え、子供なんで無理です。

弱っちいので無理です。」

???「嘘つけ!あの時俺様の存在に気付いただろ。誤魔化されねえぜ。」


ああ、あの時か。くそ、振り向かなきゃよかったなあ。またもや後悔してるよ。


サクリア「なんで力って、お前に協力しなきゃならないんだ。」

???「俺様を馬鹿にした奴らに復讐してやるんだ、そして見返したやる!」

サクリア「なんだ、そんな事か。

1人で頑張れよ。」


話聞くのも馬鹿らしくなってきたから、

さっさと退散する。


???「まだ話は終わってないぞ!もし協力してくれたら俺様の...」

サクリア「お前の何?」

???「俺様の胸を好きにしてもいいぞ!」

サクリア「・・・・・・・・は?」


一瞬思考が止まる。


???(良し、男ならまずこれに食いつく。

男なんて殆どこれで堕ちるって聞いたからな。

楽勝だぜ。)

???「ほらほら、俺様の胸どうだ?

ほらほ...!?」


その瞬間僕は龍技を発動して殴りにかかった。


???「な、ちょ!?」


相手はギリギリの所で僕の攻撃を躱した。


???「危ねぇな、何すんだ!」

サクリア「何って?僕はねえ、そういう事されると非常に苛立つんだよ?

初対面の人に向かって言う言葉か?

そうじゃねえだろ、最初に名乗れよ。」

???「ちょ、待ってくれ!」

サクリア「問答無用」


それから僕と龍人らしき人物との追いかけっこ?

が始まった。

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