15話弐:休日【後編】
メアリ「サクリア君、何して遊ぶ?」
サクリア「んー、あんまり遊んだことないからちょっと分かんないんだよね。」
メアリ「遊んだことないの?」
誰かさんに追いかけられた思い出があるけどね、あれは遊びじゃねえわ僕にとっては。
てかあれは遊んだ範囲に入らねえよ。
サクリア「わり、ちゃんとした遊びはしてないかな。」
メアリ「そうなんだ、ちょっと待っててね。」
メアリは棚から何かを探っていた。
すると取り出したのは...
メアリ「じゃん!バランスゲームって言ってね、倒れないようにしながら、取ったものを上に積み上げるものだよ。やってみる?」
サクリア「(ほぼジェンガやん)うん、やってみる。」
それからは、2人で楽しくジェンガっぽいもので遊んでいた。
その途中に部屋の扉からノックが聞こえた。
スーザン「2人共、お菓子とジュースを持ってきたわよ。」
サクリア君「有難う御座います、頂きます。」
つい深々とお辞儀をしてしまった。
癖になってるな、これ。
スーザン「あらあら、遠慮しなくていいわよ。
貴方は娘の大事なお友達なんですもの、メアリがこんなに楽しく笑ってるなんて、こっちも嬉しく思いますわ。これからもメアリの事を宜しくね♪」
メアリ「ちょっとママ!そんなこと言わないで、はずかしいよ!」
スーザン「あらゴメンなさい、違ったかしら?」
メアリ「もう!サクリア君ちょっと待ってて、ちょっと下に行ってくる。」
メアリは部屋から出てった。
スーザン「別に恥ずかしがる事でもないんだけどね。サクリア君はどう思う?」
サクリア「さあ、どう思われましても...ただ離れていても、最後まで友達としていることかな。」
スーザン「そう、貴方にお願いがあるの。」
え、お願いって何だ?と思うと、メアリのお母さんが隣に座ってきた。
スーザン「あの子は小さい頃から純粋で優しい子なんだけど、男性による拒否反応があるらしいの。どうしてだかは分からないんだけど、どうもメアリは相手の善悪・心を見透せる能力があるらしいの。」
相手の心を見透せる?
スーザン「この街は必ず安全ではないの。
良い人もいれば当然悪い人もいる、それが中々無くならないのよね。
だからサクリア君、あの子の...メアリを立派な龍成人になるように支えてあげて。」
う~んメアリのような龍人には一人一人が何かしらの能力があるのかそれとも、一部の人が特別な物をもっているのか...それはまだ分からんが、とにかくメアリを支えることが僕の役目ってわけだな。
サクリア「分かりました。メアリのお母様からの頼み、引き受けます。」
スーザン「うふふ、お願いね。
サクリア君を見てると、なんだか子供じゃなくて大人の男性と喋ってるみたいで不思議だわ。
それに、お母様じゃなくてスーザンって呼んでも良いのよ。」
サクリア「スーザンさん。」
スーザン「呼び捨てで構わないのに~。」
サクリア「年下の僕がスーザンさんの事を呼び捨てになんて出来ません。」
スーザン「あらまあ、流石バラム様の息子ね。
礼儀正しくて良い子だわ。」
話し込んでいると、走ってくる音が聞こえ扉が開いた。
メアリ「ごめん遅くなって、デザート持ってきたの。一緒に食べよ!」
スーザン「あら?それ前に『私以外食べたらダメ!』って言ってなかったかしら?」
メアリ「そうだったっけー、忘れちゃった。
サクリア君、早く食べよ。」
っと急かすように言ってきた。
お菓子を食べていると、メアリのマズル付近にデザートの一部が付いてた。
気付かないのか?ったく、しょうがないな。
サクリア「ちょっとごめんよ。」
メアリのマズルらへんに付いたデザートを、指で取ってあげた。
サクリア「はい、取れたよ。」
メアリ「な、しゃくりあくん!?」
おいどうした、声高。
サクリア「デザート付いてたから取っただけだよ。」
メアリ「え、あ、ごめん。
気付かなかった。」
こうして有意義な時間を過ごしていき、夕方になっていった。
サクリア「ちょっと長く居ちゃったね、時間取らせちゃって悪かったな。」
メアリ「ううん!全然大丈夫。
いつでも遊びに来てね!」
サクリア「ああ、時間ある日にまた来るよ。
じゃあまたね。」
メアリ「うん!今日はありがとうねえ!!」
そうして僕は飛んで家に帰って行った。
バラム「息子よ、私にも少しは構って欲しかったのだが。」
あ、忘れてた。
昨日は体調崩して作業出来ませんでした。
ごめんなさい。




