1話:目覚めは最悪?
こういうことがあったらいいなあと思い、書いてみたくて投稿しました。まだ書き始めたばかりなので文字選び等は下手っぴなのでご了承下さい。
目が覚めたら何もない白い空間だった。見渡す限り自分の他には誰もいないようだ。
・・・(何だここは、いつもの部屋じゃないなっていうか何にもねえじゃん。)と心の中で思った。
その時、頭の中で何かが響いてきた。
《目が覚めたか》
...!
後ろを振り向いたが誰もいない。何処にいるか探そうとすると
《探しても無駄だ、御主の脳内に直接語り掛けているからな》
・・・何か如何にも小説で読んだファンタジー的な感じだな。だけど、あれは実在しない空想な話じゃなかったのか...
《御主が何を思っているか分からぬが先ずはここが何処なのか知りたいのだろう?》
(まあ、確かにそうだが...)
《此処はいわばとある亜空間だ。他のとこにも干渉はしないのだから安心しろ》
(待って、何で安心しろなの?見渡せば何処かの広い部屋か特別な空間なのは僕でも分かるけど、それだけなの説明?)
《...》
何その間なんか喋れよ、てかどうにも理解出来ないというより不可解な事ばかりなんだよね。もしかして...いや、僕の考えが当たらないことを祈って聞いてみることにした。
(てか何で僕だけなの?他の人達とかいないのかな、まるでゆうか《それはない!》...)
その反応嘘だろ当たったよ、頭悪い僕が見事に的中したよ。え、全然嬉しくないんだけどというより誘拐!?
(ねえ、何で誘拐する必要ある訳?貴方は僕を奴隷か生贄にするの、その答えなら断・然!お断りしたいんだけど)
《それは...その、なんというか、頼み、いやお願いします!私の息子になってくれないだろうか!!!》
・・・・・・・・はい?ドユコト
(すみませんが誰だか知りませんが、勝手にそんなこと言われ《私はバラム・レイン!龍神である!!》...<マタカヨ>)
てか龍神て龍の神なんだよね、何でその龍神様が僕に息子になって欲しいとかどういうこと?もう一回聞くしかないか。
(じゃあバラム様は《バラムで良い》バラムは何で僕を息子にしたいんですか?)
《あー、ゴホン、はっきり言おう。それは...》 自分:それは?
《皆が子供もってて羨ましいからだよーーーー!!!》
(???あとは《それだけだ!》え!?それだけ!?それだけの為に僕をこの場所に閉じ込めておくのは失礼じゃない?)
《大丈夫だ》自分:いや何が?!
《もう暫くすれば私の住む星に着く。その前に色々と準備しなければならないものがあるのでな、少し失礼す(いや待って)《どうした?》(いや、どうした?じゃないだろ!途中で話変えんな!僕を無理矢理こんな場所に連れてきて!しかももう少しで着く?!今いるこの場所移動してんの!?《おいどうした?、落ち着い(聞いてるんだけどちょっと黙って!)...ハイ》
(さっき質問した息子の件なんだけど、ちゃんと本人、つまり僕が承諾しましたか!?勝手に話進めて貴方それでも龍神様なんですか!《うぐ!?》まだ僕は家でやりたいことがあるのにどういうつもりですか!?答えて下さい龍神様!!)
ハアハア、こんなに怒ったのは久しぶりだよ。あと、話す量も多かった。僕ってこんなんだったっけ?何なんだ今日は...
《ご、ごめん、だが許してくれ、君のことを覗かせてもらった》
覗いた?それって...てか話し方微妙に変わってない?
《君が今の生活に不満を抱いていることに》
(......)
僕は顔を伏せた。不満がない訳じゃないが楽しかった事がほぼなかった、いや、満足しなかった。うちの家族は優しかった、友達もいた。...高校を卒業してからは社会人として生きてきた。仕事して、お金を稼いで、オンラインでゲームしたりと不自由はさほどなかった。だけど、それといった達成感がなかった。人間は努力して勉強して、生きてやっているが、それでも自分が本当は何をしたいのか分からなかった。もし、別な所でやり直せたら...
《覗いたのは謝る、そのっ、私の息子になってはくれないだろうか!》
(良いですよ)《え!?》
もし、バラムの住む星でやり直せるのらこの人の息子になっても良いのかもしれない。地球...僕の故郷そして、永遠にさようなら、おじいちゃん、おばあちゃん、そして、っ!母さん!今まではママって言ってたけど最後にここで言うことになるなんてね。ハハ...身勝手な僕だけど、今までありがとうございました。
《さあて、息子にはなにがいいかな♪帰ってから楽しみだなあ、皆に自慢しちゃお♪それから...》
...この人?龍だよな、心の声駄々漏れなんだけど、本当に龍神なのか心配になってきた。僕が言える事じゃないけど、うん!気持ち切り替えて新しい生活に向けて頑張っていこう。
...そう言えば今気付いた。
バラムの住む星に人間いなくね?
もし見てくれた方がいましたら嬉しい限りです。時間がある時に書いていこうと思いますので宜しくお願いします。