13話:学校初日やらかす
レガル「まずこの学校では勉強は勿論の事、魔法と身体を使った格闘技、又は空の飛び方を教え学びます。立派に誰でも誇れる龍人になれるよう私達が支えますので、皆さんも頑張って下さい。
因みに、空を飛べても資格がなければ自由に飛ぶ事は許されません。
見つかり次第、防龍官に連行されますので気を付けて下さい。」
ごめんなさい先生、僕もう空飛べちゃってます。
興味本意でやってたらできちゃいました~なんて言えないしな。
改めて他の皆の翼見ると、色はやっぱり皆同じ白色なんだな。
てっきり黒色か別の色もあるかと思ったけど、違うみたいだね。
レガル「・・・っと言った所で終わりです。
他に何か質問はありますか?」
生徒「はい先生。」
レガル「はい、なんでしょう。」
生徒「もう空を飛べてる人がいる場合、その人は資格取れるんですか?」
レガル「え、君はもう飛べるんですか?」
生徒「僕じゃなくて、サクリア君です。」
なにー!あの場にいた奴が見てたのか!?
どうしよ...飛ぶんじゃなかった、今更遅いが。
レガル「サクリア君、もう飛べる様になったのですか?」
サクリア「飛べるっていえば飛べます...。」
レガル「どのくらい飛べますか?」
サクリア「どのくらいって言われましても、30分位なら普通に飛べますよ。」
またもや皆が驚きこっちを向いた。
もう今度はなんだ...。
レガル「そうですか...では私も確認したいので、皆さん飛行練習場に案内しますので付いて来てください。」
それからはここのクラスのみ飛行練習場というところに行くことになった。
歩いてる最中セレインが話し掛けてきた。
セレイン「ちょっと、飛べるなんてホント?!」
サクリア「わざわざ先生に嘘つく必要あるか?
それにあの時、見られちゃったからな。
ま、隠し通せる訳ないか。」
セレイン「そ、そう。それだったら私にも後で教えてくださいな!」
メアリ「ちょっと待って!サクリア君、私にも教えてちょうだい!」
横からメアリが入って出てきた。
サクリア「ちょっと2人共、急ぐ必要ないんだし、授業の時に先生から教わるんだから焦る事はないよ。」
セレイン・メアリ「焦るわよ!!」
サクリア「ふえ?!」
見事にハモったな2人共、中々に気が合うんじゃないかな。
そんな中話しをしていると開けた場所にやってきた。この広さ地球にいた○○ドームだろ。
レガル「それではサクリア君、飛んでもらってもいいかな?自由でいいから。」
サクリア「あ、はい。」
先生のいう通りにして翼をはためかせその場から飛んだ。垂直に飛びながら回転をして、その後円を描きながら地面に降り立った。
サクリア「どうですかって、え?皆なにその顔」
生徒達「すげええええ!!!」
サクリア「うおお?!」
突然、皆から攻め入る様に近付いてきた。
生徒達「ねえ、どうやったらあんなに飛べるの!?」「すごいきれいだった!」「クルクルって回ってた!」「教えてちょうだい!」
サクリア「ちょっ、やめい!いっぺんにくるな、離れろ!」
レガル「はいはい皆、サクリア君が困ってるから一旦離れなさい。」
手を叩きながら先生が言い、離れてくれた。
あー、助かった。
レガル「この歳で高い飛行能力...これは予想以上です。流石は龍神様の子供ですね。」
サクリア「あっはい、ありがとうございます。」
レガル「これだけ飛べれば充分だ。
サクリア・レイン、本日を以て飛行技術検定卒業とする!」
サクリア「え!なんか段取りとばしすぎやしませんか?!」
レガル「もうこれだけ飛べれば私から教える事はない。後は上級生に混じって空中戦の授業を受けるように、私から校長に進言してみよう。」
サクリア「待って下さい先生!僕はまだ...」
レガル「尚、これは拒否権はないからね。
その才能を生かさないでどうする。
まだまだ伸びるんだから、良いね?」
サクリア「...はい......。」
またやってしまったのか、とことんついてなくない?何でだ、誰か教えてくれ...。
そう思ってるとメアリが話し掛けてきた。
メアリ「サクリア君!」
ああメアリ、君だけは僕の味方だよな?
メアリ「すごいよ、私も追い付くようにするからこれからも頑張ってね!」
その言葉を聞いた途端、両膝をつき、顔を両手で覆った。
メアリ「どうしたのサクリア君!?どこか具合悪いの?!」
サクリア「ううん...何でもない。」
メアリは悪気があって言ってる訳じゃないのは分かってるけど、ちょっと凹む。
レガル「では皆さん、学校の中を案内しますので付いてきて下さい。」
ぞろぞろと先生の後に付いていった。
食堂・体育館・魔法特訓場・グラウンド・図書館とひとつひとつ回って、教室に戻った。
僕のココロのHPは20なんだけど、はあ~。
レガル「下校の時間になりましたので、以上で終わりになります。
休みを明けたら、学校での生活を始めます。
それでは皆さん、また会いましょう。
サヨウナラ!」
生徒達「先生サヨウナラ!」
挨拶をして帰ろうとするも、その場から動けずにいた。
どうすればいいんだこれから...。
魔法についてはなんとか隠せてるけど、マジでどうすればいい?!
がーー、もう分からん!
悩んでいると、右側から話し掛けてきた。
メアリ「サクリア君どうしたの、もう皆帰ってるよ?」
サクリア「ごめん考え事してた、帰るよ。」
メアリ「さっきの事、嬉しくないの?」
サクリア「んーー、まだ考えまとまってないからなんとも言えない。」
学校から出て数分後、誰かが僕を呼ぶ声が聞こえた。
レガル「おーい、ちょっと待ってくれサクリア君!」
サクリア「どうしたんですか先生。」
レガル「これを届けに来たんだ。」
そう言うと銀色の板に僕の名前が彫らさってた。
サクリア「これは?」
レガル「それは飛行免許証だ。
今日から君は学校外でも飛ぶ事が許される。」
サクリア「え、いいんですか?まだ入ったばかりですよ?」
レガル「校長先生から特別に手配してくださったんだ、受け取りなさい。」
早くない? そんな簡単に免許証出来んのかい、まあ街から家まで飛べるのはありがたいが...。
サクリア「でも、やっぱりこれ...」
レガル「これからも頑張って精進しなさい、期待しているよ!」
サクリア「えっ、ちょっと...」
待ってと言う前に飛んで行ってしまった。
僕は考えるの止めて家に帰ることにした。




