12話:面倒事は続く【後編】
サクリア「丁重にお断りします。」
セレイン「どうして!?」
サクリア「いや、どうしてもなにもホントに初対面で悪いと思って言ってる言葉なのか?
何が婚約者よ?なるわけないだろ、僕には一切興味ないし。」
こいつの言ってる婚約者になってくださいは、
僕とこいつが後々結婚することになるってことだろうな。
はあ~、めんどくせえ...。
サクリア「まず理由とかないのか?」
セレイン「龍神様のご子息である貴方と結婚すれば私の人気も高まるからよ!それにこんな綺麗な女はいないのよ?!」
・・・精神年齢26の僕が言うのもなんだが、まだまだ子供だなセレインとか言う女は。
自分の私利私欲の為にこういう提案を持ち掛けて来るなんてな。龍神の息子ってだけで、父さんを巻き込む訳にはいかねえな。
サクリア「...で?」
セレイン「え。」
サクリア「話はそれで終わりかって聞いてんだけど。」
セレイン「っ!何よ、その口の聞き方!それがレディに対するれい...」
サクリア「それ以上言うな...切り裂くぞ?」
自分の爪を挙げて、切りかかる仕草をしながら殺気を放った。
セレイン「ひ!?」
途端にセレインは腰が抜けたのか尻餅をついた。
サクリア「良いか?さっきもあったように、初めての人に対しては自己紹介すること。
そこから友達、遊んだり過ごしていく内に良い関係になる。結婚するのは後からでも遅くはないと思うがな。それと、お前は僕より相当礼儀がなってない。お前よりメアリの方が律儀で可愛い女の子だぞ?」
メアリ「サクリア君///。」
何かメアリが顔赤くして照れてる様に見える。
まあ、ホントの事だし。
サクリア「僕が龍神の息子というのは変わりないが、どこから見ても普通の12歳の龍人だ。皆となんら変わらない、そうだろ?
何考えてるか分からねえが、お前の思い通りにいくと思うな。相手の気持ちも知らないでよく発言出来たもんだわ、尊敬するよ。そういうとこ直さないと、名前で呼ばねえ。」
セレイン「なっ、な!?」
取り敢えず言ってみたが、こんな喋れたっけ。
勉強したお陰かな?いや、関係ないかそこは。
サクリア「1時限目が始まるっぽいから座れば?そこにいても何もないよ。」
セレイン「よくも私にこんなことが言えたもんだわ!いい?私は決して諦めないから、覚えておきなさい!」
えー、諦めて欲しいんすけど覚えたくもないし。厄介な奴が1人増えたわ、ネロミアの方がよかったわー。普通に過ごしたいだけなのにな。
ー10分後ー
扉の開く音が聞こえ、先生らしき人が入ってきた。
教師「おはよう皆さん、君たちのクラスを担当させて頂くことになったレガル・ノートだ、宜しく。」
全員「宜しくお願いします、レガル先生!」
レガル「はい!元気があってよろしいですね。
それでは出席をとります、全員覚えれるか心配だなーははは!」
明るい感じの先生で助かったわ、だけど怒ると恐いってのもあるからまだ分からんが...。
レガル「今は自由に席に座って貰っていますが、順番に名前を読み上げますので、後で順番に席に座って下さい。では最初に...」
先生が次々皆の名前を読み上げていく。
23、24ときてまだ名前呼ばれないってことは僕は最後か。
レガル「25番、サクリア・レイン。」
サクリア「はい。」
全員が視線をこっちに向けてきた。(向けられる度思うんだけどこっち見んな)
レガル「君が龍神様の息子かな?」
サクリア「はい、そうです。」
レガル「私のクラスに龍神様の子供が来るなんて何と喜ばしい事だろう、期待しているよ。」
サクリア「はい、ありがとうございます。」
レガル「うんうん!さて、今日はお昼までに学校での過ごし方、どんな事をやるのかを説明するので聞きなさい。」
これからが本当の学校生活の始まりなんだな。
さあ、やっていくぞー!
・・・セレインはいちいちこっち見んな、気が散る。




