第95話 特別講義2日目その⑤
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Sideアルカナ
さて、アルフレッドは順調に泥にまみれていくが、いつになったら避けられるようになるだろうかね。
一応、4体がタイミングをずらして攻撃する仕様で20発で1分休憩する設定にしたので、遠目からでも見て、その一分の間にアルフレッドが動かなくなったら、スキルを習得した目安になる。動いてたら気配が見えていないのを示しているからな。
ふう、次は、ミーチェか。従魔には相当な圧をかけて根性を鍛えたから、それに合わせてミーチェの強化も必須だ。
あ、あとは獅子王面を装備して行こうか。忘れていたが、ゴブリンキングの言葉がわかったように魔獣の言葉もわかるかもしれないしな。
ミーチェたちに教える内容は戦闘をするわけではないので、獅子王面を装備した状態でも大丈夫だろう。
「〔換装〕」
地味に〔換装〕は熟練度が上がり、同時使用で〔人化〕までできるようになっているので、傍目には俺は突如髪の色が変わっただけに見えるはずだ。
さて、自分の髪が白くなったことを確認したし、ミーチェの様子を見に行くか。
***
ミーチェはSクラスの中でも特に特化した生徒の一人だ。そのほとんどを従魔術師に極振りしているようなもので、聞いた話では〔水魔法〕も従魔の飲み水確保のために習得したという徹底ぶりだ。
ミーチェに関しては、実は教えることがほとんどない。俺が教えるくらいだったら冒険者でもある学園長が教えるはずなので、この特別講義では学園長が教えなかったであろう部分を教えるつもりだ。
俺がミーチェに渡した紙に書いたのは、
『家族がいるよ』
これのみ。まあ、わざと難しく書いた自覚はあるし、これで理解できるのならそれはそれで良い。模擬戦の時にほぼ答えを言ってあるわけだしな。
学園長の弟子である前に今は俺の生徒であるわけで、まあ、今のところ俺も先生ができている...はずだし、任せてもらおうじゃないか。
とりあえず、ミーチェになんの訓練を課すかだが、おおよそはアルフレッド同様、探知系統のスキル習得を目指してもらう。
ただ、ミーチェはすでに〔気配探知〕を習得している分アルフレッドよりも進んでいるし、従魔もいる点から考えて、少しだけやり方に違いが必要だ。
まあ、まずは様子を見ながら今何をしているか聞いて見るか。あのヒントでできることは限られているし。
俺がミーチェのもとに到着すると彼女は絶賛モフモフタイムだった。10頭の軍隊狼がミーチェを中心に集まって1つの玉の様になっている。
中心にいるミーチェは気持ちよさそうな顔をしているがその額に大量の汗をかいているあたり、相当に暑いのだろう。先ほどランニングしたことでただでさえ体温が上がっているところにあの環境は地獄以外の何物でもないだろう。どうしてあんな状況になったのだろうか。
「おーい、ミーチェ!訓練してるかー?」
「あっ!先生!うん!やってるよー!」
俺が話しかけるとモフモフの中心から元気な声が返ってきた。暑そうな顔をしている割には元気そうな声が返ってきたので安心したが、訓練をやってるとはいったい...?
俺が渡したのは『家族がいるよ』なんつーわけ分からない指示だったはずだが、それをどう取ったらこんな状態になるんだか。
とりあえず真意を聞くためにこちらまで出てきてもらう。ミーチェも俺の指示を素直に聞いて魔獣の玉の中からよいしょと出てくる。
「さて、ミーチェくん、君は何をしていたのかね?」
「えー?何って訓練だよ?」
「いやな、アレが何の訓練だったか聞いてるんだけどな?」
俺の質問には何を聞かれているのか、と言ったような感じで首をかしげている。ただ、俺も出した指示がちょっと難しすぎた気がしているのは間違いないので、強く言えない。
とりあえずは何を目的とした訓練であんな密集することになったのかが知りたかった。
「えーとねー、先生からもらった紙に『家族がいるよ』って書いてあったからね、確かにそうだ!って思ったの。わたしは学園長先生とは違って直接戦うことはできないけど、みんなとの連携を高めることはできるってことなんじゃないかと思って、まずはみんなと絆を深めようかなって。」
「な、なるほど。それであの状態か。」
ミーチェが言うには連携力を高めるためにまずは絆を深める、ということらしい。
それに対する俺の感想としては...ある意味惜しい!、であった。連携力を高めるというのもあながち間違いではないからだ。
『家族がいるよ』
これの真意というか、これで一番言いたいことは、「ミーチェには従魔がいるのだからすべて自分で担う必要はないよ」ということだ。模擬戦の後にも言ったが、ミーチェには従魔という他の人にはないアドバンテージが存在する。要はそれを利用というか活用しろってことだ。
「あの内容では少し遠回り過ぎたかも知れないから俺のほうから直接説明するよ。すまなかったな。」
「ううん、みんなとああやってモフモフするのも気持ちいいし仲良くできるからうれしいよ。」
「ありがとう。説明するけどいいか?」
「うん!」
元気な返事が帰ってきたことで俺も安心して説明することができる。ミーチェが俺の前に体育座りをしたことで、先程から俺の方を伺いつつミーチェのことを待っていた軍隊狼たちが、俺たちの周りを囲むようにしてきれいに整列してお座りする。
森の中や山などでこんな状況になったら、まずいなんてもんじゃないな、なんて考えてしまったが、それくらい迫力がある。どことなく最初よりも精悍な顔つきになった気がするのは根性が付いたからか。
さて、説明を開始しよう。
「ミーチェに渡した紙に書いてあった『家族がいるよ』というのにはもちろんそのまま、家族がいるという意味もあるが、それ以外にも読み取ってほしい意図があった。
簡単に言ってしまうと、「家族がいるのだから自分で何もかも、というのではなく頼りましょう。」という意味を持たせたんだが、ちょっと難しかったな。」
「えー、分かんないよー。」
「そうだな。すまなかった。これから簡単にわかりやすいよう説明するよ。」
「はーい。」
ミーチェはどこか他の学生よりも幼さが残っているように感じるが、素直でよろしい。今回は俺が悪かったので、しっかりと教えてやろう。
「えっとな、ミーチェは自分の、従魔術師の利点は理解しているか?」
「うん!わたしは一人でも仲間がいる点です!イチ達がいる分だけ普通の冒険者よりも取れる手段が増えるし、場合によっては現地で仲間を増やすことができることもそうだよね?」
「まあ、正解っちゃ正解だ。」
俺も詳しくはわかってないが、〔従魔術〕による契約には二通りのテイム契約があるらしい。一つはイチ達のような名付けによる半永続的な契約、そしてもう一つは一時的なテイム契約だ。
ミーチェが言った“現地で仲間を増やす“というのはそれのことを指している。
ミーチェが言うように仲間がいつもいることで手段は増えるし、それを現地調達できるのも利点だ。でもそれだけが本質ではない。
従魔術師の本質的な利点は、従魔のスキルと従魔との意思疎通だ。
従魔術師、俗に言うテイマーは〔従魔術〕やその他特殊なスキルによって自身の従魔と意思の疎通を可能にする。ミーチェも軍隊狼たちが言っていることは理解しているようなので、従魔術師としての基本ともいえるそれは学園長なり自主的なりで習得したらしい。
そして、意思疎通を行うことで従魔にスキルを使用してもらうことができるテイマーは単純に考えると、従魔の数だけ並列にスキルを使用することができるようになったのと同じで、従魔の数だけ強くなると言える。
つまり従魔との意思疎通を駆使したスキルによる索敵や戦闘がテイマーの真骨頂である。
「ミーチェに俺が言えるのは、従魔のスキルがもったいないってことだな。従魔たちのスキルは把握してるだろ?その中でも使ってるスキルとそうじゃないスキルがあるんじゃないか?」
「え?うん、わたしも持ってるスキルだから。」
「そう!それ!どうして同じスキルを使っちゃダメだと考えるんだ?それも使えばいいじゃないか。そうすればお互いにカバーし合って範囲も広がるし、いいことづくめだ。まあ、その分指揮する側の負担は増えるが、ミーチェにはイチという指揮ができる個体がいるじゃねぇか。」
「あ!そっか。そうだね。確かに他の子と比べてイチは〔指揮〕と〔統率〕を持っているし別動隊みたいなこともできるのかー。」
ミーチェも俺が言わんとしたことを理解できたのか、ふんふんと両腕でガッツポーズをするような動きで鼻息荒く何かを考えている。きっと、頭に浮かんだ思い付きをまとめているのだろう。
「ウォン!グルルルル。(よくぞ言ってくれた。人間、ミーチェはどうも危険なことを自分の目が無いところでさせたくないようでな。私ができると言っても聞いてくれなかったのだ。)」
「ん?おぉ。」
俺がミーチェを待っている時にイチが鳴いたかと思ったらその言葉が理解できるようになった。やっぱりゴブリンキング同様、同系統の魔物の言葉がわかるようになるようだ。
便利だわ。
「まあ、教えるのが先生だからな。それより随分回復したようだが、もう大丈夫か?」
「ウォン!?グルルル?ガウッ?(人間は私の言葉がわかるのか!?まあいい、体調は大丈夫だ。それより人間はどうしてあそこまで強くなったのだ?どこか人族とは違うにおいがするがそのせいか?)」
「そいつはよかった。しかし、人族とは違うにおいか。そこまで強く感じるか?」
「グルル。ガウ?(いや、それほどじゃないが。ん?ミーチェが戻ったな。)」
「ならいいや。サンキュな。」
〔人化〕も確実ではない可能性が出てきたが、他の人間に今のところばれなそうだし、ばれなきゃいいか。
よし、ミーチェも戻ったし、話を続けよう。
「戻ってきたなミーチェ。話を続けるぞ。んで、今日やってもらいたいことに話がつながるんだが、使ってるスキルを従魔と協力することで範囲を増やすことができる、効果を増やすことができる、というのなら、自分だけでなく従魔にも同じスキルを覚えさせることが強化につながるわけだ。
ていうわけで、〔気配探知〕を持っているミーチェと軍隊狼の大人6頭には〔魔力探知〕の訓練を行ってもらう。〔生命探知〕でも良いが、難易度的にはこっちだろ。ほんで、軍隊狼の子供4頭には〔気配探知〕を覚えてもらう。」
「うん!」
いい返事だ。狼たちも各々何か言っているが、数が多いので割愛。まあ、みんな肯定的なので問題ない。
訓練としてやるのはアルフレッドとそう変わりなく、子狼に関しては全く同じだ。Sランク冒険者になるために稼いだ使い道のない潤沢な資金を使って魔道具を大量に買い込んだので、まだまだ同じ魔道具がある。
とりあえず五感を殺す魔道具を11個、土人形を出す魔道具を4つ、そして魔力弾を打ち出す魔道具を7個出す。見た目は鉄砲のような形。威力のない魔力球を打ち出す魔道具で、これを地面に刺せるように改造したものだ。
今回の使用法はアルフレッドのときとは違い一人一つしか用意していないため、バッティングセンター方式だ。
要は一直線に並んで放たれた魔力球ないし土弾をこれから渡すまっすぐなバットを模した木材で打ち返すということだ。
気配や魔力が感じ取れなければ当てようがないという訓練だが、明日の講義まで使えばものにすることができるやつもいるだろう。
それなりに高価な魔道具なのでくれてやるつもりはないが、貸出くらいはするつもりだ。俺から買い取ってくれるって言うならそれでもいいと思ってる。
良し!魔道具の説明をしながら装着させて従魔たちにも使えるように丁寧に説明していく。ミーチェにもわかるように説明すれば従魔たちにも理解できるはずなので一石二鳥だ。
そうこうしているうちに全員の準備が完了したので、みんなを整列させて、魔道具を起動させる。
打ちだす魔道具の起動が確認できたところで、もう一つの五感を殺す魔道具を起動して訓練を開始する。
あとは俺がいても見ているだけになるので次の学生の方へと移動しようか。
そんじゃ、頑張ってくれたまえ。
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Sideミーチェ
わたし、ミーチェ!この学校の4回生でSクラスのテイマーなの。イチたちと一緒に毎日授業を受けたり、訓練をしたり、時には日向ぼっこしたりと一生懸命励んでいるんだ!
そんな日々を過ごしていたときに受けることになった特別講義。最初はいつもの先生や学園長先生以外の先生に教えてもらうというのは不安が募るばかりだったの。
でもね、実際に受けた特別講義はそんな不安がどっかに行っちゃうくらい楽しかったー!。特別講義は、座学と戦闘技能の2部構成で2人の先生が来たんだけど、顔を合わせてびっくりしたよ。だって学園の草原で会った二人だったんだもの!
確かにあの時、依頼で来たって言ってたね!
まあ、なんにしてもその時に会ったのが高位冒険者だったとは思わなかったから、自己紹介はちょっとだけ緊張しちゃった。
学園長先生もSSランクなのだけど、いっつも一緒だからそんなこと忘れちゃってたよー。カーくんやビャクエンくんも容赦ないしね。
座学はレイア先生の授業で、とってもためになるの。依頼を完遂するためにどうやるのが最適なのかっていうのを、レイア先生の実体験を交えた上で話してくれたから、楽しくてすぐに時間が経っちゃった。
ためになることを全部ノートにメモしていたら、まだ残っていたはずのページがほとんど埋まっちゃった!
それでね、次の時間が戦闘技能の講義だったのだけど、その先生がすごい強かったの。自己紹介した時もアルフレッドくんを睨んだだけで制圧してしまったんだもの。近くで見ていただけの私たちだったけど、みんな動かなかったんじゃなくて動けなかったのだと思う。
私たちのクラスはみんな探知系のスキルを何かしら持っているから、あの時の先生の圧力に反応しなかったわけがないよ。ケルク君は余計にね。
そして最初の戦闘技能の講義は、先生との模擬戦をやったんだぁ。でもね、私たちの結果は散々で、誰も先生相手に善戦なんてできなかったよ。
わたしはどうにか大規模な魔法を当てることができたけど、それでも手も足も出なかったなぁと反省。メイリーンちゃんの真似した足止めなんかも意味がなくて、やっぱりSランクの冒険者って強いんだなぁ。
ただ、強いってわかっててもみんなと力を合わせてもどうにもならなかったのは悔しかったなぁ。
そんな模擬戦の翌日、今日は2日目の戦闘技能の講義。まずわたしたちは、訓練場の壁際を何周も走ることになったの。イシュー君やメイリーンちゃんは速度だけじゃなくてスタミナもあるみたいで、最初はついて行ってたのに最終的にはおいていかれちゃった。アルフレッド君にも最終的には抜かれちゃったし、わたしはまだまだなんだと実感したよ。
走り終わった時には立っていることはおろか声を出すことすらできなかったよ。それはみんなも同じだったけど、イシュー君とアルフレッド君は先生の問いかけにも声を出して返していたのを見て根性があるなぁと思ったよ。
わたしなんてどうにか先生の方を見るので精いっぱいだったから。
その後、リジェネレーションをレイア先生が使ってくれてどうにか動けるまでになったけど、その後が大変だった。
アルカナ先生が訓練の指示を書いた紙を渡してくれたんだけど、
『家族がいるよ』
としか書いて無くて、正直、なんのこっちゃと思って、自分の場所に移動した後でいろいろ考えているときにイチたちがわたしにすり寄ってきたの。みんなどこか疲労した様子でどうしたのかな?
さっき走っているときに先生と何かしているのはわかったけど、走りながらじゃ何をしているかまではわかんなかったよ。
でも特に子供たちの方が疲労が色濃いから、怖い経験でもしたのかな。アルフレッド君が受けた威圧みたいな。
そこでね、ハッとしたんだ。結果としてはちがかったみたいだけど、仲良くなろうってことじゃないかなって思ったの。
わたしとみんなは家族だけどもっと仲良くなれば連携だってうまくなるはずだって。
それで結果としてみんなに包まれるように集合する形になったんだ。正直に言えばとても暑くて、しんどかったけど、みんなとまた少し仲良くなれた気がするよ。
そろそろまずいかなって時に先生が来て、わたしを呼んだから何とか出れたんだけど、その後に聞いた言葉はびっくりしたよ。だって、私の解釈は間違ってたっていうんだよ?
先生も難しいとは思ったみたいで、そこからは素直に教えてもらったんだ。
先生が言うには『家族がいるよ』っていうのは「家族がいるのだから自分で何もかも、というのではなく頼りましょう。」って意味らしいんだ。分からないよねぇ。
でもそう言われたら確かにって思うんだ。わたしにはイチたちがいるしすべて自分でやる意味もないかって。
わたしは自分のスキルと同じことをするよりも別のことをした方が良いと思っていたのだけど先生は違うって言うの。
「そう!それ!どうして同じスキルを使っちゃダメだと考えるんだ?それも使えばいいじゃないか。そうすればお互いにカバーし合って範囲も広がるし、いいことづくめだ。まあ、その分指揮する側の負担は増えるが、ミーチェにはイチという指揮ができる個体がいるじゃねぇか。」
これには本当に心のそこからそうだよねって思ったよ。だってこれまでは私が全体の指揮を取る戦い方しかしてこなかったから、他の子と比べてイチが〔指揮〕と〔統率〕を持っているってことの有用性には目を向けてこなかった。
二つの部隊に分けたり、合流したりと作戦にも幅ができるのにね。
ふむふむ、言われてみれば学園長先生も大規模な戦闘をする時には指揮官タイプの従魔を使って自分はそれらに指示を出すだけって言ってた気がする。学園長先生の戦いを直接見たことがないから絶対じゃないけど、それが軍団を率いることができる秘訣なのかな。
わたしの思考が横道にそれてしまったけど、どうにか気が付いたときには先生とイチがおしゃべりしていたように見えたんだ。でも先生はテイマーじゃなかったはずだし、イチの言葉がわかるわけないよね。
わたしの意識が戻ったことで先生が今日やることについて教えてくれた。
これからやるのはスキルを習得するための訓練みたいだった。目指すのは〔気配探知〕と〔魔力探知〕。どっちも敵を発見するのや獲物の把握に役に立つスキルで、すでに持っているなら持っていない方を習得する。
アルカナ先生から魔道具を借りて訓練することになった。高価なはずの魔道具がこんなにたくさんあるってことにびっくりしたけど、それをポンッと貸してくれる先生にも驚いたよ。
訓練自体は難しいことではないし、すぐに実行に移ったよ。撃たれた球に棒を当てるだけなら、わたしや子狼でもできるって考えてくれたんだろうなぁ。
先生の予想では明日まで訓練すればものにできるかもしれないって感じらしい。
魔道具を起動して訓練を開始すると、触れているという感覚がなくなって浮遊しているような感じになる。試しに〔気配探知〕を発動すると、他のみんながやみくもに棒を振っているのがわかった。
子狼たちはそうやって気配を読む訓練をするわけか。先生の気配は濃いから普通よりもわかりやすいかもね。もしかしたら魔力もそうなのかも?
よーし、スキルの習得のためにも集中して励むよ!
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ケルクの指導をしましょう。
明日も投稿します。
拙作を読んでいただきありがとうございます.
「面白い」「続きが読みたい」「人外モノっていいよねb」「こいつのステータスを教えて!」
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