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第5話 「いざ、ボス部屋といきますか。」

お読みいただきありがとうございます。


始まりました。骨骨クッキング。

今回は、獲れたてのこのゴブリンの骨とブラドバットの骨を使って料理していきたいと思います。


といっても、何もないので完成です!!

“骨盛り合わせ”です!


《個体名―――は通常スキル〔料理〕を取得しました》


っマジか!!〔料理〕取れちゃったよ.骨盛り合わせ(これ)を料理といっていいのか、俺にはわからないぞ。いやダメだろ。


〔料理〕:作った料理が美味しくなる。熟練度によって味が変わる。



予期せぬスキル取得もあったが、とにかく今は、実食だな。

いただきます。


俺は骸骨だから声は出ないが、手を合わせて言うと、一本の太い骨を掴んだ。

大腿骨とかいうんだっけ?ゴブリンのだ。


ガリボリバリボリ・・・・・・・・・、ガリガリボリボリガリ、ゴクン。



ウメエエエエエエエエエエエエエエエエエエ

なんだこれは。すごくうまいぞ。あのゴブリンがここまでうまいと思わなかった。

手が止まらないな。いくらでもあるからいいのだが、これで吸収してることになってんだよな。


よしもっと食べよう。







何時間かたったくらいかな。全部食っちまった。

だってうまいし、いっぱいになるおなかがないんだもん,骨だけに(笑)


ま、道中まだいっぱいあるしいいよね。とりあえず、満足しました。

そんでもって,これで気づいたことがあります。どうやら骨を食べるとステータスが上がるみたいです。


~~~~~~~~~~~~~

体力:633/633

耐久:20513

~~~~~~~~~~~~~


食べた骨が大体500くらいの魔物の骨だったから、多分1体につき1上がった。

これをやっていけば俺めちゃくちゃ強くなんじゃね。


まあ、吸収の効果もわかったところで、いざ、ボス部屋といきますか。


俺の前にあるこの扉の向こうにはボスがいるのだろう。なんとなくだけの雰囲気だけはわかる。


よし行くか、と扉に手を添えるとひとりでに動き出した。


ズゴゴゴゴゴゴゴゴ


音がして開ききった扉の向こうには、ボスモンスターと思われる魔物たちがいる。

しかもそれだけではなく、その魔物の周囲にはこれまでの階層にもいたゴブリンが4体いた。

ボスモンスターは、ゴブリンを大きくして、王冠をつけさせた見た目をしている。それに武器もただの棒ではなくなっている。しかし、相も変わらず、醜悪な見た目だが、少しだけ知的な印象を受ける。こちらを警戒しているような,そんな感じ.今までのゴブリンには見えなかった.


たぶんゴブリンキングとかそんなんだろうけど、ただのゴブリンから進化して知能が発達したのかもな。


とにかくやるしかないし、部屋の中に入る前に、先に〔戦力把握〕をしておこう。


~~~~~~~~~~~~~

名前:―――

種族:ゴブリンキング

性別:オス

レベル:25/30

体力:400

魔力:30

筋力:800

耐久:336

敏捷:45

精神:30

運 :30

【固有スキル】

 〔繁殖〕〔絶倫〕

【通常スキル】

 〔棍棒術〕〔統率〕

【称号】

 〔統率者〕

~~~~~~~~~~~~~


やっぱりゴブリンキングだ。でも、これなら、全然余裕だね。こいつの骨もうまいのかな。

そうだ!ここを出たら,おいしい骨を求める旅なんてのもいいのかもしれないな.


じゅるり


おっといけね、よだれが。垂らすよだれはないんだけどね。イッツ ア スケルトン ジョーク!!


ここには誰もいないからスベるとか,関係ない.滑るは骨って漢字が入っているけどネ.ハッハッハッハ



.........まずは周りにいるゴブからやっちまうか。


そんなことをかんがえながら部屋に入ると、ゴブたちの鳴き声が聞こえてくる。


「グゲッゲゲ、グゲゲ」

「「「グギャゲゲ」」」

「グギギギ」


グゲグゲグギャグギャしか言ってないが、一丁前に指示を出してやがんのか。しかし,ひとつ気になったことがある。三体はそろって返事をしたのに一体だけ違う返答をしたのだ。

そいつにも〔戦力把握〕をかけてみる。



~~~~~~~~~~~~~

名前:―――

種族:ホブゴブリンスピア―

性別:オス

レベル:7/20

体力:96/96

魔力:10

筋力:545

耐久:20

敏捷:39

精神:15

運 :24

【固有スキル】

 〔繁殖〕

【通常スキル】

 〔槍術〕〔騙し討ち〕

~~~~~~~~~~~~~


こいつだけ進化している個体の様だ。槍持っているから、スピア―何だろうな。ゴブリンとホブゴブリンの違いは見た目からだとあまりわからない。

少しだけ身長が高いくらいか。俺と同じくらいあるな。あの筋力値は少し面倒だ。

それに騙し討ちってなんだ?詳しくみてみようか。


俺がそんなことを考えていると、ホブゴブたちが向かってきた。キングは初めの位置から動いてない。

「グギギギ」

他のゴブリンたちを押しのけてホブゴブが槍で突いてくる。俺はとりあえず様子を見ることにした。



「グギッ」


ホブゴブは槍で横薙ぎしたり袈裟切りしたり突いたりといろいろしてくるが俺には効かない。

そんなことをしていると遅れて他のゴブたちがやってくる。


「グギャギャ」

「グギャゲゲ」

「グギャギャギ」


俺の耐久力的にも避ける必要はないのだが、一応こいつらの攻撃を避けていると、横槍が入った。そう,まさしく横槍・・だった.


シュンッシュンッシュンッ


それは槍での突きだった。その突きは明らかに俺だけを狙ったものではなく、ゴブたちを巻き込んで狙ったものだった。


「グギャア」

「グゲゴァ」

「グゴォ」


槍を受けたゴブたちはそのまま死んだ。

突きを放ったホブゴブリン(本人)はそのまま俺にも向かって槍を振ってくるが、その顔には仲間を殺してしまったという後悔の色はなく、醜悪な愉悦の色があった。


「グギャヒヒ」





戦いましょう


拙作を読んでいただきありがとうございます.


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