第2話 初戦闘
お読みいただきありがとうございます。
とりあえず、出てしまったことはおいといて、俺のステータスはこれ。
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名前:―――
種族:スケルトン(絶滅種)
性別:男
レベル:1/10
体力:50/50
魔力:800/800
筋力:5
耐久:2000
敏捷:10
精神:400
運 :80
【伝説級スキル】
〔戦力把握〕
【固有スキル】
〔骨格〕〔骨抜〕〔骨壺〕〔換装〕
【通常スキル】
【加護】
〔戦争と死の神の加護〕
【称号】
〔異世界の死体〕
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うん、まずは一個ずつ見ていこう。スケルトンって書いてあるけど、骸骨だよな。俺,骸骨なの?
俺が手を見るとそこにはしっかりと肉の付いた手…ではなく、骨だ。マジでスケルトンだな。
あと、絶滅種ってなんだ。絶滅したのか、俺の種族は。考えてもしょうがないか.とにかく他も見てみよう。
スキルだとか加護だとかは後でいい。これだ、称号だ。〔異世界の死体〕っておい!異世界確定じゃねえか。そんで、死んだのか俺は。
コツコツッ
あぁ、うざい。なんだよさっきから!ってゴブリン忘れてたな。
そういえばさっきの骸骨が俺に会釈してきたのって、同じ骸骨だったからじゃねえのか
?
だとしたら、こいつら俺の仲間を殺しやがったってことじゃないか。
だんだん腹が立ってきたな。こいつら、やるか。
俺は、自分のステータスとゴブリンどものステータスを見比べる。
俺のステータス偏ってるな。耐久ばっか高くて魔力と精神もそこそこ高い。それ以外は低いけど、ゴブリンくらいならなんとかやれる、と思う。
よし、やるか。
俺は、とりあえずゴブリンを殴ってみる。
ガツンッ
「グギャア」
ゴブリンに当たった俺の拳は痛くもかゆくもなく、きれいに振り抜いた。一方殴られた方のゴブリンは、多少よろけただけで、そこまでダメージはないようだ。それでも確実に減っている。
ゴブリンの体力は確かに減っている。
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種族:ゴブリン
体力:22/25
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一回で3のダメージだ。殴り続ければ、倒せる。よっしゃ!やったるぞ!
......3時間くらいたったんじゃないだろうか。
初めはすぐ倒せると思ったんだが、こいつら避けやがる。そりゃそうだよね、命かかってんだもん。
やっと3体目も終盤に差し掛かってきた。
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種族:ゴブリン
体力:1/25
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あと1発。俺は腕を振りかぶり、ぶん殴る。
ボコッ
ゴブリンは、殴られて倒れた。無事倒せたようだ。
《個体名―――は通常スキル〔拳骨〕を取得しました》
《個体名―――は通常スキル〔打撃耐性〕を取得しました》
《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが2に上昇しました》
おお、レベルが上がったぞ。スキルも手に入った。まあ、とにかく、これで俺の今の状況を考えられるな。とにかく、俺の状況確認をしないとやばい。
あっけなく終わった俺の初戦闘は光の速度で忘れ去られたわけだが、今の方が大事なので仕方がない。確認の方がはるかに重要だ。
まず、ここは地球ではない。それはわかった。この世界はレベル、スキルなどのステータスがあって、俺がスケルトンになっている。
地球での俺はもう死んでいるんだろう。戻ることは多分無理だ。この世界で生きなきゃならないんだろうけど、人がいるかもわからないし、第一、この体じゃ近づいたら殺られる。
よくあるラノベとかで、進化して、魔物が人間になったりするのを読んだことがあるから、もしかしたら俺もなれるんじゃないかな。
.........そうしたら、平穏に暮らせるじゃないか。
まだ確認が足りないようです。
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