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第18話 「なんじゃそりゃ!!!」

お読みいただきありがとうございます。



俺の目の前には、なぜか目を丸くしたリオウが立ちつくしてた。


おいおい、今のでも倒れねえのかよ。損失率0%の完全反射だぞ。あのバカでかい光線を食らって、マジかよ。次どうすっかな。


俺が次の手を考えていると、何かに気が付いたようにリオウが笑う。


『くはははははは。あれすらも跳ね返すか。今のはもしやスキルか。我の全力のブレスがそっくりそのまま返ってきた。まさか今、新しいスキルを得るとは。思いもよらなかった。』


リオウは俺の〔完全反射〕に気が付いているようだ。ひとしきり笑った後、リオウは横たわった。俺は同時に槍を構えた。

そして、次に放たれたリオウの言葉によって緊張は解け,警戒も必要がないのだと悟る。そして横たわるリオウには先ほどまでの力強さはなく,どこか死を望むような雰囲気が感じ取れる.


『我の負けだ。今の我の最高威力を食らって一切のダメージを受けることがない貴様に我は勝つための手段を持たん。貴様の勝ちだ。』


リオウの敗北宣言が告げられた次の瞬間に俺の頭の中に例の声が聞こえた。その声は今までに聞いたことがないほどに重なり続く.


《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが2に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが3に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが4に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが5に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが6に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが7に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが8に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが9に上昇します。》

・・・

・・・

・・・

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが29に上昇します。》

《必要経験値を満たしました。個体名―――のレベルが30に上昇します。》



最大レベルになったから、これで進化だ!

それにしても取得経験値が膨大だ.この世界でも最強の一角なのだからそれ当然の結果か.

よく勝てたな俺は.まあ,スキルが手に入って,運もよかったとしか思えないな.


《個体名―――はレベルが最大値に達したので進化が可能です》

《個体名―――は固有スキル〔温情〕を取得しました》


うぉ、スキル手に入った。これは、どうゆうものだ?〔戦力把握〕さんお願いします!


〔温情〕:相手を生かした状態で無力化する。


みねうちみたいなものか?俺今の攻撃全開で殺すつもりで反射したものだったんだが、いいのか?まあいいや。もらえるならもらっとくか.



続いて声は今までよりも長くしゃべりかけてくる.


《条件を満たしたので伝説級スキル〔戦力把握〕〔超強体〕、固有スキル〔万能骨格〕〔骨抜き〕〔骨壺〕〔変形〕〔換装〕〔温情〕通常スキル〔拳骨〕〔全異常耐性〕が統合され加護により変質します。個体名―――は伝説級スキル〔骨の王〕を取得しました。

《過剰経験値を取得しましたが、個体名―――のレベルは上限に達しています。超越種へと進化します。》

《超越種への進化は根源種を吸収しました。超越種へと進化しました。》



なんじゃそりゃ!!!おい待て。なんか超えちゃいけない壁を超えた気がするぞ。あと〔骨の王〕ってなったらやばいやつじゃなかったっけ?キャンセルできないってことはどうしよう!?


俺が声を聞きながら、悶え,うろたえていると、リオウからの声が聞こえた。その声は少しだけ愉快な,どこかしてやったりといった感じの声が聞こえる


『おお、もう超越化したか。これは、父上の判断は間違っていなかったな。やはり,この場で話してしまうことが最善だ。』


何か言っているが,なんのこっちゃわからんので今はこっちに集中しよう。まず間違いなく過剰な経験値ってのは、リオウに勝ったからだろう。これはしょうがない。だって神獣を相手したのだから.しょうがないけど、言っておいてほしかったなぁ。


《個体名―――はレベルが最大値に達したので進化が可能です》

《進化可能先を表示します》


~~~~~~~~~~~~~

進化可能先一覧

骨の王(キングオブ)(超越種スケルトンオーバー)

~~~~~~~~~~~~~


一択かよ。もう、骨の王不可避じゃねえか。死神か、神様だと考えればまあいい方か。よし進化するぞ。根源種でもなくなってるし超越ってなんなのかもよくわからない.わからんことだらけだ.


《個体名―――を骨の王(超越種)に進化させます。》


もうY/Nって聞いてくれないのね。俺が言ったことだからいいけど。あれ?また眠くなってきたな。進化するのはいいが,この眠気はまだなれないな。


俺が、眠気に身を委ねようとしたとき、たまたまリオウのほうを見ると、リオウも地面に伏せていた。


『スケルトンよ。私も限界の様だ。寿命が来たようだ。私は死んで―――――』


俺に襲い来る眠気によってリオウの言葉は最後まで聞きとることはできなかった。というより、お前まで死んだら、話すことも話せないじゃねーか!進むしかないってこと...な...のか.





――そして、俺の意識は完全になくなった。





対面しましょう


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