表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/250

第102話 特別合宿一日目その②

お読みいただきありがとうございます。

毎日投稿12日目。


評価、誤字報告もありがとうございます。



戦闘での役割を決めた学生たちは周囲を警戒しつつもさらなる話し合いを重ねる。


「それじゃあ、これからどう動く?俺たちは全員がこの森に来るのは初めてだ。森の中にある狩人の休憩小屋なんて知らないし、拠点とすることができる場所を探すのも一苦労だぞ?なにか手を考えないと。」


さすがにアルフレッドは理解しているようだが、冒険者が森の中で夜を乗り越えるのによく使う手は、森の中に必ずと言っても良いほど設置されているその森で狩りをする者や近くの村の人間が作った避難場所であったり休憩場所だったりする小屋で一晩を明かすという手だ。

これは意外に小屋を使うものが多く整備されているため利用しやすいことに加えて、小屋があるような森に入る依頼では、大体がその依頼主が小屋に関係する村であるために借りることができるという背景がある。


それを考えると今回は合宿なので依頼を受けていないため、小屋があっても借りられない。借りられると仮定しても場所が定かではないので探すのに苦労する。探知系のスキルは便利だが、無機物に対してはゴーレムのような魔力を持つものでない限りは役に立たない。

アルフレッドが言うように何かしらの手を打たないと今晩は野宿になってしまうだろう。


「うん、アルフレッドの言う通り、ここはみんなにとって初めての場所だ。使える手も限られている。だけど、手がないわけじゃない。わたしが選択する手は、これだ。」


イシュワルトが自分の鞄の中から本を一冊取りだしてみんなに見えるように開く。

結構な大きさの本なので、どうやって鞄に入れたのかと思ったが、よく見ると魔法鞄マジックバックという容量が見た目以上という鞄だった。

これ一つで地方都市であれば家が建つという代物で、さすがは王家の子といったところだ。ただ、上位の冒険者は財力もあるので持ってるやつは持っているし、人によっては俺やレイアのように亜空間収納系のスキルを持っているので問題ない。〔アイテムボックス〕というスキルは持っているやつがいなくても違う名称で似たスキルを持っているやつは意外にいることを最近知った。


その肝心の本の内容は、主に初心者や低位の冒険者向けの内容で、開かれたページは『始めていく森での拠点作成のすすめ』という項目だった。まさしく今欲しい情報なのでよく持っていたもんだと感心しながらも内容を確認する。


内容は至ってシンプルで拠点選びから実際の作成手順、必要な物資など初心者にとっては絶対に見るべき一冊という感じだ。

イシュワルトはそのページを読み上げながらこれからどう動くかを伝えていく。


「――――このようにして初めての森では拠点を作る際は、全方位を警戒する必要のある広い場所で作成するのではなく、一か所を集中的に警戒することだけで済む洞窟などを拠点とすることを推薦する。』

と、この本にあるようにわたしは洞窟を探すというのを提案させてもらいます。わたしとしては目の前に見える崖の下の方を探せば一つくらいは見つかるだろうと考えています。すでに魔物が巣くっている可能性はありますが、夜になる前に探知してやれるようであれば奪い取ってしまおうと思います。

みんなの意見を聞かせてください。」


ここまで自分の意見を言ったイシュワルトに他の面々は顔を見合わせながらも特に否定することはなく、本を読んで勝算が高いと考えたのか賛同し始めた。


「俺はこれでいい。」

「わたくしも承知しましたわ。安全は必要ですもの。」

「わたしたちもいいよ!」

「僕も賛成です。夜はスキルも一時的に使えないので全方位を警戒するのは無理があると思ってましたから。」


みんなそれぞれ賛同の意を示したが、中でもメイリーンとケルクはこの合宿における洞窟の優位性にしっかり気が付いたようだ。

俺も最初から広い場所での野営は危険だと考えて洞窟に誘導できるような手を考えていたが、いらない心配だったようだな。イシュワルトはその実力も学生離れしつつもそれに輪をかけて用意周到だ。新人冒険者はここまで考えないのが普通だからな。


こうして方針が決まったところで移動を開始する。その移動の様も以外にも隊列を考えた配置になっているあたり優秀なやつらだ。

戦闘の配置と変えて、アルフレッドとイチの前衛組みで挟むようにしてどちらからの襲撃にも対応できるようにしている。


「イシュー君!あっちの方にゴブリンの小隊がいるみたい。」

「了解。それじゃあ、少し角度を変えて戦闘は避けよう。今は時間がもったいない。」

「王子殿下、あちらでゴブリンとコボルトが戦っています。総勢13体が探知できました。」

「うん、ケルク、ありがとう。今度も避けよう。三つ巴になると危険が増すから。」


まあ、こんな感じで、今はケルクの〔万能探知〕や軍隊狼アーミーウルフたちの〔気配探知〕や〔魔力探知〕もあるのだから、襲撃を受けようもない。

イシュワルトの指示も的確に効果を発揮しているので戦闘になることはないだろう。安心してみていられる。


そんな感じで戦闘を避けつつも崖下に出ると、今度は洞窟を探し始めた。彼らの探し方はスキルを使った効率的なもので、最も広い範囲を探知できるケルクの〔万能探知〕を主軸に軍隊狼たちも展開した状態でできるだけ移動せずに探すという方法だ。

軍隊狼たちは個体でもEランクでスキルの習得状況から考えて野生よりも強いので、この森にいるFランクのゴブリンやコボルト、Eランクのホブゴブリン程度であれば問題ない。問題がありそうなケルクは他の学生が守るためこちらも問題ない。


そうして効率的に探し求めていた洞窟はすぐに見つかった。それも二つ。


「見つかったということでミーチェ、軍隊狼たちを呼び戻してくれ。これ以上は広がってる方が危険だ。」

「うん。分かった!ピィー」


ミーチェが首から下げていた笛を吹くと俺には音がしたのかわからないが軍隊狼が動きだす。犬笛とかそういうの何だろうが、ゴブリンには聞かなくてもコボルトにはどうだろうか。

そんなことを考えていると、見つけた洞窟の内片方の中が騒がしくなり始めた。


「ヒエッ、王子殿下!洞窟の中の魔物が騒がしくなり始めました!外に出てきます!」

「なんだって?...あ!そうか!ミーチェの笛の音を聞きつけたのか。ミーチェ!軍隊狼たちはどれくらいで戻りますか?」

「うーん、そんなにかからないよ。遠くまでは行っていないから。」

「そうですか。ケルク、洞窟から出てくる魔物の数は?」

「ヒェッ...。」


イシュワルトは冷静にその場の対処をしようと確認しだす。しかし、ケルクはこの土壇場でパニックになってしまったのか、返答できないで狼狽えるばかりだ。

ここまで順調に行ったから大丈夫かと思っていたが、いざ戦闘となってビビりが再発してしまったか。


俺が手を出すか迷っていると、そこで動いたのはアルフレッドだった。アルフレッドはケルクの両腕をがっちりと掴み揺らすようにして話しかける。

グラングランと頭が振られるようにして動きケルクも次第に冷静さを取り戻す。


「おい!ケルク!しっかりしねぇか!お前の探知にかかってるんだよ!数が多けりゃ俺らは全滅だ!お前は冒険者になるんだろ!こんなところで終わっていいのか!」

「......う、うん!そうだね、アルフレッド様の言う通りだ。僕は冒険者になる!ここで頑張らなきゃ!王子殿下!洞窟から出てくるのはコボルトが8体です。その中に上位種は混ざっていません!あとミーチェちゃんの軍隊狼が戻ってきました。」

「よし!ありがとうケルク!コボルト8体ならわたしたちで対応できる!上位種がいないなら武器も大したことはないだろう。イチとアルフレッドで2体ずつ受け持ってくれ。僕とボルナンが1体ずつ受け持つので、残りの2体をイチ以外の軍隊狼で牽制しつつ対処してくれ!ミーチェとケルクはわたしとボルナンの援護を頼む。」


冷静になったケルクの報告をもとにイシュワルトが作戦を立てる。どれほど切羽詰まった状況でも冷静に対処できるのは冒険者にとて大事なことだ。


「よっしゃ行くぜぇ!」

「グルルル、ウガウ!(さあ、行くぞ!)」

「分断は任せてくださいな!木よ、育て《グロウ》!」


まずはアルフレッドとイチが戦闘に立って突撃する。数が多いので最初の作戦を少し変えているが概ね同じ作戦の亜種といった形なので、気にしないでおこう。

コボルトが来たタイミングでその集団を分断するようにメイリーンの魔法が発動する。模擬戦でも使った木を成長させる魔法だ。今回はアルフレッドとイチ、そしてコボルト4体とそれ以外で分けるように木が密集して生えた。

模擬戦の時は種を使っていたが、あの時は気配を持たせるために種が必要だっただけで、余計なことが必要ないなら魔力だけで十分みたいだな。ただ、片方の戦闘が終わっても隣に行くの大変じゃないか?


「こちらが終わったら、木を消しますのでご心配なくお待ちください。」

「分かった。のんびり来てくれよぉ!フゥン!!」


どうやら俺が考えるよりも便利な魔法のようだ。そう言えばレイアも森を出した後に消していたな。

さて、とにかく分断ができたので、ここからは彼らの作戦通りに進むだろう。観察を再開すると、イシュワルトとメイリーンがコボルトの内の一体ずつと戦い始める。その横では軍隊狼たちが4匹と5匹に分かれてコボルトを牽制しだした。


***


さて、まずはイシュワルトから見ていこう。イシュワルトの受け持ったコボルトは特に武器などは持っていない個体だった。上位種ではないことから持っていても木の棍棒なのだからどちらでも変わらないだろう。

コボルトは仲間と引き離されたことでずいぶん警戒しているが、イシュワルトも油断せずに距離を詰め始めた。その後ろにはケルクが〔闇魔法〕を準備しながら追従している。


「ケルク、今だ!」

「はい!闇よ《ブラインド》!」

「ワウゥ!?」


イシュワルトの合図でケルクが〔闇魔法〕の最初級魔法ブラインドを放つ。これは俺も模擬戦の時に魔法薬という形で食らったが、存外厄介なものだった。俺にも通ったということは俺の耐性を貫通しているということでもあるし、妨害としては優れている魔法だ。

その証拠にコボルトもパニックに陥り爪を立てて腕を振り回すだけしかできない。


「ケルクありがとう。こいつは何とかなりそうだから、ボルナンのところへ!」

「分かりました、頑張ってください!」


うん、いい判断だ。あの《ブラインド》は効果時間もそこそこあるし、これ以上はケルクの援護がいらないと考えたんだろう。イシュワルトだけで決められると確信したのかな。


「さあ、行くぞ!〔光神の衣〕発動!《ウィンドエンチャント》!ハァァアアァァ!」

「ワウ、キャウンッ」


模擬戦では見せなかった〔風魔法〕による速度上昇を〔光神の衣〕に合わせて発動して攻撃力を上げたイシュワルトが剣を振るうたびに傷が増えていくコボルト。さらには訓練で身につけた魔法を同時に発動する技術で、さらに攻撃する。

森の中では目立つからか〔光魔法〕ではなく〔風魔法〕を使っているが、《ウィンドカッター》などの簡単な魔法ばかりなので、魔力消費にも気を遣っているようだ。素晴らしい。


そうこうしているうちにイシュワルトの攻撃はコボルトに致命傷を与えたようで動きが大きく遅れ、体勢が崩れたところを逃さず首に一閃。

コボルトは絶命した。


「ふう、これで次に行きましょう。まずは軍隊狼のところですね。」


イシュワルトも次に行く様なので俺も他のやつらを見に行くか。最初の時にレイアにアルフレッドのことを任せているのでまずはメイリーンかね。


***


メイリーンのところ視線を移すと、こちらはこちらでずいぶん悲惨な姿になったコボルトが瀕死の状態で打ち据えられていた。


話は数分前にさかのぼる。最初は互角とは言わないまでもそこそこ素早いコボルトをメイリーンの棍棒でクリーンヒットさせることができずに持久戦となりかけていた。そこに駆け付けたのはイシュワルトの指示でやってきたケルクで、彼がかけた〔闇魔法〕が戦況を変えた。


「闇よ、縛れ《ダークバインド》!」

「!?ワウゥウ?グルルル!」

「!ケルクさん?助かりましたわ!」


ケルクの魔法で拘束されたコボルトは魔法に耐性もないことから抜け出すこともできず動けないまま、目の前にメイリーンが立ちふさがる。その手に持つのはもちろん木の棍棒だ。今回は模擬戦とは違い少しゴツイ棘の付いた殺意増し増しな棍棒だ。


「さて、先程はよく避けてくれましたわね?覚悟しなさい!ソォレェイ!」

「グルルル、ギュァオ...グオ...キャウン」


ボコボコと殴る音がしてどんどん衰弱していくコボルト、その様を見て青褪めていくケルク。それとは逆に顔が上気していくメイリーン。


とカオスな状況になりつつも、今となる。


「最後の...トドメ、ですわ!」


バギャンと音がしてコボルトがつぶれる。最後の一撃でメイリーンのサンドバックとなっていたコボルトは解放されることとなった。断末魔すらなかったコボルトに多少同情しながらもケルクはどこかホッとしながらメイリーンに話しかける。


「メイリーンさんお疲れさま。次に行かなきゃね。とりあえず殿下の方針としてはミーチェさんの方を対処してからアルフレッド様の方に行くみたいだし、急ごうか。」

「そうですわね、ケルクさん。先ほどはありがとうございました。急ぎましょう。」


こうしてコボルトの2体目は倒され、残すは6体となった。


***


メイリーンが倒し斬ったのを確認してから今度はイシュワルトの方に戻る。

イシュワルトが移動したのは5匹でコボルト一匹と戦っている方の集団だった。この5匹は大人が1匹と子供が4匹の軍隊狼で、ミーチェも一緒に戦っていた。主に戦うのは子供のようだ。


「ミーチェ!大丈夫か!」

「あっ、イシュー君!こっちはね。うーん、決め手が無くてねぇ。一応私たちの合宿だからみんなで袋叩きって言うのも違うみたいだし、〔水魔法〕だと大技しかなくて魔力的にもったいないかなぁって。」

「そうだな。ミーチェには魔力を温存してもらいたいからその判断は正解だ。それじゃあ、わたしが攻撃に加わろう。直にボルナンとケルクが来るはずだからそれまで耐えればわたしたちの勝ちだ。アルフレッドのためにもすぐにでも片づける。」

「そうだね!頑張ろー!」


イシュワルトは子供の軍隊狼たちに翻弄されるコボルトに近づき剣を振る。先ほどまでの魔法が残っているために速い剣速を維持し軍隊狼の攻撃の合間に的確な攻撃を挟む。


「ウォン」

「ウォン」

「ガウ」

「ウォン」

「ハァアア!」

「キュゥン、キャゥーン」


攻撃の合間に響くコボルトの悲鳴は次の狼の声にかき消され全員の攻撃がひと段落した時点でやっと聞こえる程度だ。

そんなことをやっていればコボルトも体力が持つわけもなく、数回のやりとりでぐったりとし始めて最後には動かなくなった。

それでも息はあったので、油断せずにイシュワルトの件で首をはねる。そうしてやっとコボルトの死を確認して安堵する。


これで残すは大人の軍隊狼4匹が遊んでいるコボルトだけになったのだから、しょうがないかもしれないが、気を抜くのはよくないな。

俺はイシュワルトにだけ〔王威〕を極限まで薄めて発動する。イシュワルトはびくっとしながらもこちらを見て、残りのコボルトのもとへ向かった。


その時にちょうどメイリーンとケルクが来たのでちょうどいいと思ったのか作戦を立て直して出来るだけ早くアルフレッドのところに行こうと努力する。


「ふう、びっくりした。あぁ、ボルナンとケルクは終わったようですね。それじゃあ、先生も休むなと言っているようなので、急いでアルフレッドのもとへ行くために作戦を提案します。

ケルク、まだ《ダークバインド》は使えますか?」

「はい、大丈夫です。」

「それじゃ、メイリーンがやってもらったみたいにお願いしてもいいかな?」

「分かりました。いつでも発動できるように準備します。」

「うん、それじゃ、コボルトの動きを止めるのはミーチェとボルナンに任せますよ?」

「ハイですわ。」

「はーい!」

「軍隊狼たちは一度下がらせてください。正直過剰戦力です。私たちの訓練になりません。」

「うん。分かったよ。」


そこからは一方的だった。イシュワルトの作戦通りにメイリーンとミーチェの魔法や棍棒で牽制しつつコボルトの動きに制限をかけていき、ケルクが魔法の準備をする。準備といっても難しいものではないのですぐに完了して、イシュワルト声をかける。


「殿下。準備できました!」

「うん、それでは、行くよ!今だ!」

「はい!闇よ、縛れ《ダークバインド》!」


キャウン!


コボルトの叫びが聞こえた次の瞬間、イシュワルトの剣がきらりと光ったかと思うと、すごい速度で振り上げられ、そして振り下ろされる。

コボルトはダークバインドごと頭から股まで剣が通過し絶命に至る。


体が立てに割れたコボルトが生きていられるわけもなく、命の光が消え去った。

こうして4体のコボルトを倒し斬ったので、一行は急いでアルフレッドのもとに移動する。


「ボルナン!この木を消してくれ!最短距離で向かうぞ。」

「分かりましたわ。《解除》!」

「よし!行くぞ!」

「「はい!」ですわ!」

「うん!」


木を消したことでアルフレッドのもとへの最短ルートがあらわれる。救援に向かうには十分な速さで4体のコボルトを倒したので、今から行けば余裕で間に合うだろう。

さて、レイアの方(アルフレッド)はどうなったかな。





拠点を確保しましょう。

明日も投稿します。


拙作を読んでいただきありがとうございます.


「面白い」「続きが読みたい」「人外モノっていいよねb」「こいつのステータスを教えて!」


などありましたら,ブックマーク,評価、感想をしていただけると励みになります.また誤字報告は自分でも気が付かないミスに気付かせていただける機会ですのでありがたく感じております。

ステータスに関しては応えられる範囲で一人ずつ回答したいと思います。


ここより下にある星を塗りつぶして評価してくれるとありがたいです。


☆☆☆☆☆ → ★★★★★


すでに評価ブックマークしてくださった方は引き続きお楽しみください.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ