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何故私は今ここにいるのだろうか

作者: 宮下 弥生

白い部屋の唯一の窓から外の微かに見える木々を見つめる。

勢いのいい、雨はやんでいないが雲は明るく感じるからもうすぐこの雨もやむだろう。

何も考えず眺めていた。がちゃりとなる方をみると私をここに入れた人物がはいってきた。

「何を見ているの」

私の食事を持ってきたその人はいつもそう言う。

「ここからは何も見えないでしょう」

慣れたもので私の目の前に食事を広げ口に運んでくる。

目の前に出されるままひたすら食べる。

その間もその人は話つづける。

今日はああだった。あの人はこうだった。私はこう思う。

相づちなんてもとめてない。ただ聞くだけ。

何かにはなすその作業、いつか終わりはくるのだろうか。

私は聞きながら窓を見る。

空高く流れる雲を、流れる風を

空高く輝く光をみる

その人は言う。次も人や哺乳類がいいと


私は自由って感じたら考えよう

いつその日がくるだろうか

でも今はまた空を見よう

だって今はそれができるから

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