表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

51/74

13.水の中のダンジョン

 今日は、早めにログインができたのだ。昨日の出来事は、動画としてサイトにアップしたから今日の配信はそのまま進めることができるだろう。動画の方の反応は、図書館イベントに関しての驚きの方が多いように感じた。

 なぜか、タイムラプスとして一人称が俺の時がピックアップされているのは少し恥ずかしさが残る。新鮮さもあるのかもしれないが、羞恥心とかが残る。


「こんには。今日は、昨日動画であげた通り海を目指しながらダンジョンに入れたらなと思っています」


 配信をつけて、コメントの流れを確認していく。そうすれば、コメント欄は昨日のイベントの話で盛り上がっている。ルシとスルーズの戦闘をメインで動画に載せたから結構見どころ満載だったと思う。それにしても、視聴者数が増えているのが少し気になるな。

 これからの行動を想像しながら、雑談とかしながら歩く。


「シオン、このダンジョンに入るか?」

「このダンジョン、微妙に水に入ってる感じするんだけれど。私、水中で呼吸する技術はもってないよ」

「それは、安心していい。水中で呼吸するためのアイテムは私が持っている。それに、私もルシも呼吸する場所に制限はない」

「え、え、どういうこと」

「シオン、僕もスルーズも人ではないから呼吸という手段は形式上取っているだけなんだ。スルーズの能力がシオンに寄っているとは言っても、人とは違う部分が無くなっているわけではないと想像しているから水中でも呼吸ができると想定してるんだよ」

「そうなんだ」


 水中で呼吸って、人でなければできることなのか?もしかして、このゲームではそんな心配するだけむだなのかもしれない。けれど、水中呼吸なのが少しあるのか不安だから困るのだ。それでも、ダンジョンに入るというのは約束だから覚悟を決めてダンジョンに入ることにした。


 そのダンジョンは、水の中とは思えないくらいきれいな場所だった。竜宮城が存在しているのならここなのかもしれない。

 水はきれいな青。泳ぐ魚は色とりどりで鮮やかな景色になっている。綺麗な光景に目を奪われる。


【猫吸い中さんがコメントしました】水嫌いだけれどきれいだな

【いっヌ至上主義さんがコメントしました】このダンジョン俺も入りたいな

【匿名希望さんがコメントしました】きれいな場所ね


 コメント欄もこの光景に目を奪われているのがわかる反応が来ていた。それだけ、きれない景色なのがいい反応になるのかもしれない。


「シオン、このダンジョンの達成目標は確認したの」

「あ、してないや。確認してみるね」


『水中神殿の探索

 水中の中の神殿。海の王が落とした宝がここに眠っている。

 その宝を見つけて納めよ


 クリア条件:お宝を見つけて祭壇に奉納する           』


 海の王が落とした宝ね。これから想定されるのは、トライデントなんだと思う。そうなると、武器らしいものを探すのが一番いいのだろう。


「宝の奉納だって。海の王が落とした宝があるってことらしいから、それを探すのが今回の内容だよ。一番想定できるのは、トライデントかな」


 三本の歯という意味を持つ武器。名前の通り、三つの歯が付いている槍だったはずだ。ポセイドンが持っているとされる武器だ。そんな風に思いながら探索して回る。


「ふむ、ならば探すのが通りか」

「シオン、本当にそれであってるの?」

「どういうことなの、ルシ?もしかして、何か違う可能性があるの」

「うーん、わからない。けれど、海の王は他にもいるんでしょ。その可能性も考えた方がいいかなとおもうけれど……」

「そっか、そうだね。他の宝物みたいなのも見つけていこっか」


 ルシの言葉で先入観にとらわれていたなと思った。これが、よくないことだと思い出した。魔法はイメージが大事。イマジネーション力を捨てたらいけない。ふと、思い出してスキルツリーを確認する。そこには、たくさんの枝分かれした状況で魔法の習得率が見れる。さて、お宝探しだけれどなにがあるかわからないから水中でも使える魔法を確認しておこう。


 そんな風に考えていたら後ろから、何かが飛んできて俺の腕を掠めたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ