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5.名無しの天使

 ページをめくり、探す。探す。探す。けれども、なかなか出てくることはない。総ページ数が気になって確認してみれば、1000ページ以上存在してる。その中から探し出さないといけないのは少し、嫌、結構手間であると感じてしまう。検索機能とかがあれば、便利度は変わると思うけれど実際に存在するのかどうかはわからない。


 検索機能とかが実装されていないのかを探してみようとすれば、収集度みたいなものが存在していた。そこには、報酬みたいな感じで収集度報酬が設定されていた。そこには、レベル2で検索機能が解放の文字が存在していた。そして、レベル2になるにはこの好感度ブックに登録されている人数が5人になる必要があるみたいだった。現在の人数が4人。あと1人必要であるみたいだ。


「探すのが大変すぎる」

「なにをいってるのですか?並び替えで、種族で絞ってみるんです。この子の見た目から天使か魔族のどちらかですから」

「なんで、魔族も含まれるの?」

「目が嫉妬の目をしているんだ」

「嫉妬の目?」

「そう、緑の目は嫉妬の目。いつからか、共通の認識とされているけれど本当は違ったのよ。けれども、大きな争いの時男が嫉妬をしたの。その時に嫉妬と目が合ったそうよ。その嫉妬は緑色の目をしていたとしいるの。そののち、その緑色の目をしていたのが魔族であったことが反面した。っていうのが、推測であるから魔族も含めるのをおすすめしたのよ」

「そうなんだ。ありがとう。種族順で探してみるね」


 種族順に並び替えをしてみる。そうすると、種族名がでてきている感じで探しやすくなった。そして、天使の欄で結構多いのがわかる。その中に、横に居る少女の顔はなかったが攻撃を仕掛けてきた天使の顔があった。少し脱線するが興味があるから確認してみることにした。


『???

 天使。4柱の1人。正義や勇気を促す。

 

 好感度10/100            』


 名前の確認ができないけれども、推測することができる。大天使ミカエルの可能性が高いということだ。さっきの天使の感じから考えると、この子は正義の天使から追われるなにかをやってしまった可能性がたかい。それが、原因なのが判明すれば結構対策取ることが可能なのかもしれない。


 探しているけれど、見つけることができない。天使ではないのかもしれない。天使の見た目なのはもしかしたら、堕天した後なのかもしれない。そう考えて悪魔・堕天使欄の方に目を滑らせた。その項目の上の方にすぐに顔写真が貼られていた。


「見つけた」

「おや、ありましたか?それなら、確認するといいと思いますよ」

「う、うん」


『????

 記憶を無くした存在。この存在に何を教えるのもあなた次第。

 この先の運命を決めるのはあなたです


 好感度 20/100                     』


 記憶を無くしているのか。上の方にあるっていうことは、もしかしたら強い存在だったのかもしれない。だから、追われているのかもしれない。しかし、この子と意思疎通することから優先するべきなのかもしれない。


「記憶を無くしているらしいよ。名前ないの不便だよね」

「そうですね。名前は識別するための呼称でもありますからね。それならば、名付ければいいのではないでしょうか」

「確かにね。えっと、名前か……」


 白いからシロと安直な考えしか出てこない。けれど、人の姿をしている人に対してシロと呼びかけるのが少し考えてしまう。これに関しては、最近動物ものの小説を読んだのが原因ではあるのだろうけれど。シロを逆から読んでロシにするのも考えているが、どうだろうか。


「ロシなんてどう?」


 声をかけみるが反応することはない。ならば、この名前が気に入らないのかもしれない。それならば、別の名前を考える必要があるのだと思う。それならば、名前を考えてみるのが結構苦戦するのは実状なのかもしれない。配信で名前を募ってみればよかったのかもしれない。


「うーん、名前困るね。なにかいい名前とかこう呼ばれてたとか覚えてないの?」

「……ルシ」


 初めて話してくれた。声が声変わり前の少年ともとれるくらいの感じがして男の子なのか女の子なのかわからない感じになった。ルシ……。ここから推測される名前は、ルシファーなんだけれどもその場合はこんなに幼い姿であることがよくわからないことになる。

 好感度ブックを確認してみれば、名前についてはルシ(?)と記載されるようになっている。このままの名前で維持されるのかわからないが、とりあえずは記憶を思い出してもらえるように一緒に動いていくのもいいのかもしれない。


「スルーズ、スルーズはこれからどうするの?」

「そうですね、私はシオンに召喚されていてステータスに大幅に下方修正が入っていますので、シオンのレベル上げを手伝おうかと思っていますよ」

「そっか、ありがとう」


 今の会話を聞いていたのか、ルシをこちらに声をかけてくる。


「僕も一緒に行く」

「本当?それなら、一緒に行動する?なら、羽隠した方がいいよね。ルシ、追われているから羽を隠す方法考えてから行動するのがいいかもしれないね」

「羽、しまえる」


 羽をしまう事ができるといった言葉通り、羽をしまうことができていた。その結果、羽がなくなった。それで、この後の方針を決める話合いを行ってログアウトすることにした。

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