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11.ダンジョン(2)

 ダンジョンの敵は魔法防御が弱いから初級魔法でも簡単に倒すことができた。もらった、装備で快適にすすめることができている。コメント欄では、「魔法操作上手いね」や「敵にも姫プされてるw」などがある。姫プの意味がいまいち理解できないが、そのコメントを見た人が「姫プは違くない?」「姫プじゃなくて運がいいんだよ」などの反論をしている。喧嘩になったら困るから、少しだけ言った方がいいのかもしれない。


「姫プの意味はよくわからないですけれど、喧嘩はしないで欲しいです。初心者なので、なにかよくないことをしていましたらわかりやすい言葉で説明をしてもらえるとうれしいです」


【炎拳の喧嘩王さんがコメントしました】姫プはお姫様プレイ。お姫様みたいに守られてるって意味だよ

【束縛から放たれし英雄さんがコメントしました】無言でBANしとけばいい

【いっヌ至上主義さんがコメントしました】通報しときました

【猫吸い中さんがコメントしました】通報しました


 いい意味ではないことは分かった。お姫様みたいに守られていると書かれていたけれど、守られては無くないか?攻撃されるから攻撃しているんだけれど?HPの減少は装備品のおかげなのかないけれども、意味を間違えて使っているのはなんとなく理解できた。それから、通報をしているのもきっと荒れる原因だからだと思う。


「花のお兄さん、これマッピングしながら進んだ方がいいかな」

「そっちの方が初めのほうはいいかもね。僕は、この手のダンジョンはワープ使うから新鮮だんだよね」

「ワープなんてできるんだ」

「魔術の基本だよ。簡単に好き勝手出来るようになるから、好んで使うことが多いよ。でも、決まり事も多いから困るときは困るんだけれどね」

「そうなんだ」


 コメント欄では、「ワープは転移魔法で応用可能だよ」や「転移魔法のほうが自由度が高かった」などと書かれている。それに対して、こちらから反応できることがないのは知らないから。それに、ティターニアとの約束で魔術については学ばないと約束している。

 別に、ゲームだから律儀に守る必要がないのかもしれないけれど俺がそういう不誠実なことが嫌だから守るようにしているだけではある。それに、魔術について皮肉なことを言っている人が数人みられるから、不利益を被らないためにも必要なことだろう。それにしても、迷路とは名ばかりで一本道のような造りだ。

 中は、洞窟のようなイメージをしていたが実際には廃れた庭園みたいな感じで外を彷彿とさせるつくりになっている。これが、実際の時間が反映されているのか木漏れ日をのぞかせるところもある。マッピングしながら歩いているが、全容がつかめないのは大きい証拠なのかスキルレベルが足りていないのか不明なところだ。


『プレイヤー名:シオン Lv12 HP120 MP145

 STR100 INT160(+20) DEX150 AGI200  LUK320(+210)

 レベル上昇報酬   ステータスポイント+10

 詳細

 空腹度 89/100

 現在の状態:普通

 疲労度:23/100

 称号:なし

 業績pt:12pt

 称号pt:0pt

【取得済みスキル】

 レイピア初級

 クリティカルヒット15連撃

 解体Level1

 炎魔法初級

 水魔法初級

 風魔法初級

 土魔法初級

 初級鑑定技術

【取得中スキル】

 初級索敵59%

 忍び歩き初級40%

 レイピア中級43%

 マッピング初級29%

【取得可能スキル】

 ???術

 ???魔法』


 レベルも戦闘をしているら上がってはいる。少し移動速度の上昇にステータスを振った。遅いと長距離移動が大変であると感じたからだ。


「なんだか、不思議な感じな場所ですね。廃れてはいますけれど手入れがところどころされている箇所があるのが気になりますね」


 この独り言も配信にのっている。それを聞いた視聴者は確認をしだす。間違い探しみたいな感じではあるけれども、ヒントがあるかもしれないという考えが生まれるのだ。


「シオン、何か異変に気が付いたかい?」

「ここ、広いみたいなんですよね。それに、手入れがところどころされている場所があるみたいでそこらへんを触ってみるのもありなのかなと思ってます。それに、単調ですけれど時間は過ぎてるみたいですからそこらへんも関係してるのかもしれないですね」

「そうだね。それじゃあ、その気になる場所を少し探ってみるかい?」

「ええ、探りたいです」

「わかった。次、そこが見つかったらそこを探ろう」

「はい」


 その会話を聞いてた視聴者も変化が起こるということでコメントが少しだけ加速する。弱小であるため、人が多いとまでは言えない……。視聴者数を確認したら、驚くことに2000を突破していた。こんなことがあるのかと少し疑いたい気持ちとにやける顔を抑えながら、探索をする。

 マッピングをしていて気が付いたのは一本道のように見えて実際はそうではないということだ。なら、どうなっているのかということかを考える。なぜか、一本道なはずなのに分岐路みたいに出ているのが答えだろう。自然とその道を選ぶのは見えている道を選んでいたからだろう。そう考えると、すべて埋めてみたい気持ちが出てくる。確認が終わったらマップ埋めをあとでしに行くために戻るのもありかもしれない。

 そんなことを考えていたら違和感のある場所を見つけた。


「花のお兄さん、ここ少し違和感あるんだよね」

「どこだい?」

「この、植物がまとまっているところなんだけれど」

「ここか」


 その場所は、普通に見るのであれば無作為に伸びた低木みたいなのが行先を阻んでいる。けれども、そんな状況にしては少し作為的な感じもしたのだ。斜めに伸びているのがおかしいのだ。それに、交差しているのもおかしなところの1つだ。

 コメント欄では、「おかしいところある?」「なにも違和感を感じない」などのコメントが流れている。よくよく見ないと違和感がないくらい擬態しているのかもしれない。マッピングを今度から配信画面に載せるのも考えた方がいいのかもしれないな。


「ここ、もしかして魔法とかで隠蔽の魔法か魔術がかけられている?」

「うーん、魔術のような感じはしなんだよね」

「なら、魔法か……。鑑定してみるよ」


『鑑定結果

 補強された木々の模型(破壊可能)

 使用済みの魔法具(破損済み)』


 鑑定結果として、補強された木々の模型という結果が出てきた。さらに、使用済みの魔法具ともある。魔法具がなんなのかわからないけれども、それを使ったから木々の模型が補強されたと推測たてるのがいいのだろう。それに、模型なのだから本物ではなかったということだ。


「鑑定結果わかったよ。補強された木々の模型って出てきた。その近くに使用済みの魔法具があるみたい。それにしても、これ模型なんだね。本物みたいだなって思ってたよ」

「そうだね。でも、これで壊せることがわかったね」

「うん、模型がなにでできてるかまでは判断できなかったから物理で一回攻撃した方がいいかな。周りに火を使って燃え移っても困るし」

「そうだね。それじゃあ、任せようかな」

「う、うん」


 花のお兄さんがこちらに、攻撃を任せてきた。STRが高くないから1回で壊せるか不安ではある。自身にバフとかつけられればいいのかもしれないけれど、そんな魔法の習得は出来ていない。あとで、業績ポイントで購入することが可能か確認しよう。

 そんなことを考えながらレイピアを構える。そして、攻撃を木々の模型に始めたのであった。

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