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12.チュートリアル

 最終フェーズの敵は今までの敵全部だった。最終確認ってところか。それこそ、大事なことだ。ゲームってチュートリアルを適当にしてしまうこともあるけれど、VRは初めてだからこそしっかりと取り組んでいた。

 反復は重要だけれど、こんなに長いと疲れてくる。早めに終わらせたいな。こういうときに多重詠唱とかが使われるようになるんだろうな。けど、それがチュートリアルの内容ではないはずだ!


「ああ、クソ。なんで、こんな敵が多いしバラバラの属性なんだよ。これで、攻撃とかできるわけないだろ」


 攻撃を避けたり、当てたりされるのに困るんだよ。チュートリアルで、こんな難易度高いとかアホだろ。罵倒したところでなんにもならないかもしれないけれど、文句を言わないとやってけない。

 はじめに、フレイムスケルトンが攻撃をしてくる。それに合わせて水滴の精霊が攻撃をしてこようとしていた。俺にとって一番厄介なのはゴーレムな気がしたから風魔法でゴーレムに攻撃を入れようとしているときだったのだ。だからだろうか、俺の攻撃が初めに放たれた。たぶん、俺が攻撃力の高くて防御値も高いゴーレムを狙おうと思って即座に魔法を展開していたからだろう。だからといって、こんなことになるのかよ。


 まず、俺が放った魔法はきれいにゴーレムに当たった。ここまでは、想定通りだ。攻撃をくらったゴーレムはバランスを崩して水滴の精霊に攻撃が当たった。そこからは雪だるまみたいに周りを巻き込んでいく。水滴の精霊の攻撃がフレイムスケルトンに当たる。フレイムスケルトンも攻撃体勢だった結果、ゴブリンにぶつかる。そのぶつかったゴブリンの武器はそのまま宙を舞って床に落ちた。一回の攻撃でこんなバカげた現象が起きるのかと驚く。

 それこそ、こんなに運がいいなんてことあるのかよ。チュートリアルの録画や配信が禁止されてなければ、多分これだけで再生数とかかせげるんだろうな。このゲームも有名で人気だから、大手もいるけど新規の配信者でも簡単にできることでも有名だしな。まだまだ、発見されていない隠し要素とかも存在している。これも、その一種だったらいいなって思うけれど再現は難しいだろうな。いろいろな属性の敵が出てくることもあまりないしな。


「それにしても、こんなアニメや漫画みたいな俺なんかしちゃいました系の出来事が起きるとか思わないだろ。まあ、なんかしちゃいましたとか思う前に、これ動画にしたいなって思うのが現実味ありすぎていやだな」


 最終フェーズが終わったからだろうか、目の前には宝箱がある。それを開けてみれば、中からは普通の鍵が出てきた。取得して詳細をかくにんしてみれば、そこには『精神の部屋』と書かれていた。鍵の色は白で結果としてどこが精神の部屋なのかわからないからこそ、斜め前の部屋のドアに鍵をあててみた。しかし、特に反応がなかったから隣の部屋に当ててみる。そうすれば、アニメや漫画などで聞くきれいな効果音みたいな鍵を開ける音とともにドアがひとりでに少しだけ開いた。

 1回目の扉とは異なり何かと目があうことはなかった。しかし、部屋に入ればまたひとりでに扉は閉じるし壁と同化してどこにあるのかもわからなくなった。精神の部屋とか鍵で書かれていたが何をするのかわからない。


「また、システムから通知がきてれくるだろうから待つか?」


 そう思っていれば、ゲームのはずなのになぜかウトウトとしてしまう。

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