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10.1つ目の部屋

 そのナニかと目があった結果、俺はドアの中へと引きずりこまれる結果となった。引き込まれた中は、暗く何も見えないような部屋だった。

 灯になるものなど何もなく、とりあえず魔法は創造とかいう作品が多いから明るいものをイメージしてみることにした。初めは炎かなって思ったけど、イメージに沸くのがライターの火くらいしかないからスマホのライトをイメージしてみることにした。


『汝、目の前の物を討伐せよ』


 灯をともすとシステムからのメッセージが現れ、こんなことが書かれていた。


「目の前の物って何にもないのに討伐もなんもないじゃんか」


 そう、目の前には何もないのだ。ないものを探すところから始まるのが試練だというのなら厄介なことこの上ない。それにしても、あたりを明るくしてみて理解したのは、ここが中世とかで言われる鍛錬場みたいな場所であるということだ。しかし、基本的には外にあるイメージがあったしこんなに広い空間なのは次元が歪んでいるとしか言いようがないのが難しいところである。


『第1フェーズが進行しましした』


 また、急なシステム通知とともに現れたのはゴブリンである。人数もそこまで多くなさそうで少し安心したのだ。まだ、戦闘に慣れていないのに大量に相手をするのは結構怖いから。

 ゴブリンを観察してみると結構、知性がありそうで3体で陣形を取っている。他4体はその3体の指示を受けて動いている感じがした。それなら。知性がありそうな3体を攻撃するべきだが、一番偉そうなやつを殺るべきだがイマイチわからない。


「とりあえず、攻撃をするべきだけどむやみやたらに攻撃してみても人数不利だから返り討ちに合うだけだからどうすればいいか」


『魔法チュートリアル①

 鑑定をして敵の弱点属性を知ろう!』


「は、はー⁉鑑定なんてスキル取得できてないのに。どうたやって使うんだよ」


『魔法チュートリアル①

 鑑定をして敵の弱点属性を知ろう!

 詳細

 ①スキル習得には業績ポイントまたはスキルブックにて習得が可能です。

  今回は、特別にスキルブックの支給をします。

 ②スキルブックでは、じっくり読むタイプと吸収タイプがあります。

  じっくり読む必要があるのは習得難易度が高度である場合や自身のINT値が基準値よりも下回っている場合になります。

  吸収タイプはINT値が基準値以上でしたら自動で行われます』


 詳細表示をした後、本が現れた。見た目は普通の本にみえるが実際はこれがスキルブックと呼ばれるものなのだろう。


「やらないといけないんだけど、基準値は……」


『スキルブック:鑑定(使い切り)

 必要INT 110  』


「足りてるのか。なら、吸収して使えるようになるってことだよな。吸収したらどうやって使うんだろう?」


 うだうだ考えても無駄だから吸収をしてみることにした。そのあとで、わかるかもしれない。吸収してみれば、輝いて見えていた本は普通の本みたいな見た目になりそして粒子になり消えていった。使い切りだから消えたのかもしれない。そう考えるのであれば、使い切りじゃないスキルブックも存在するのかもしれない。


「鑑定をしてみればいいんだよな」


『鑑定結果

 ゴブリンA

 ゴブリンB

 ゴブリンC

 変容スライムA

 変容スライムB

 変容スライムC

 変容スライムD


 ゴブリン、スライム両方ともに弱点魔法は炎に弱い』


 炎魔法なんか習ってないのに、どうしてだよ。また、システムから魔法の支給があるのかな?だったら、このタイミングでよこせよ。なにか唱えれば魔法が使えるのか、でもさっきなにもわからないで魔法が使えてたから基本魔法に入っているのかもしれない。こう言うときは、基本ファイアボールとかで初級魔法が使えるんだよね。


「ファイアボール」


 小さく呟けば目の前に炎の玉が出現し目の前のゴブリンたち目掛けてファイアボールが飛んでいく。知性が無いのは避けずに攻撃をくらって倒れる。一撃で倒すことができたが、残りの3体は攻撃が当たったのが1体。当たらずに避けたのは2体。攻撃が当たった1体は、HPバーの表示が頭上に出現して半分だけ削れていることが分かった。

 ダメージ量敵は少ないけれど、攻撃を当てれば倒せるのか。なら、動きながら攻撃をして倒すべきかもしれない。剣を使いながら当てるべきか?何かで気をそらしながら攻撃をすると当たるかもしれないな。


「よし。がんばるか」


 もらったレイピアを構えてゴブリンが襲いかかってくるのをいなすか受けるかしようとした瞬間、攻撃が来ると思った反対側から攻撃が飛んできた。戦闘があるゲームだからこそノーダメージとはいかないのは理解している。それでも、初めての攻撃は想像するよりもかなりの衝撃を受ける結果となった。痛みの度合の設定ができるゲームだからこそ、痛いのは嫌だという理由で最低限にしているが画面のゆれが大きかった。痛みがないのに、殴られた表現としてバイブレーション機能が発動してくるのは想像よりも驚く要素にはなるのだろう。


「1対3は結構きついんだな。どうすれば、勝てるかな?」


 魔法を当てれば削れるけれど、避けられる。避けられない様に攻撃を当てるには相手の行動を抑える必要がある。ならば、攻撃を連打するかファイアボールを変化球のように動かすかのどちらかになる。

 相手の攻撃を避けたりしながらもう一回、ファイアボールを動かせないかなと思いながら唱える。軌道のイメージをして、動かそうとしてみる。上手くイメージ通りに動くことができなくて想像の数倍ずれが生じている。ここから、軌道修正しながら当てるしかないのか。


「ファイアボール」

「ファイアボール」


 何回も挑戦してみれば、コツをつかんできたのだろう。少しずつではあるが軌道操作ができるようになってきた。さらに、敵も残り1体でさらに残りHPが少量だが、こっちのHPもMPも残りが少無くなってきている。回復手段がないから、このあとの一撃を外すと負けることになるから、集中して攻撃する。

 炎の玉はゴブリンが避けた。ゴブリンは自身の勝ちを確信したように俺に攻撃をしようとしてくる。しかし、その攻撃が届く前にゴブリンの体が燃え上がる。


「あー。疲れた。よく頑張った俺!それに、この戦闘でレベルが上がったから結果としてHPもMPも全回復したからよかった。さっき、第一フェーズとか言ってたしこの後も戦闘しないといけないだろうからな」


 さっきの攻撃は、避けられること前提で攻撃を入れたのだ。イメージはヨーヨーだ。一回投げたものを自分のほうに戻す。攻撃が外れれば、毎回相手は俺に攻撃を入れようとしてくる。その攻撃パターンならば、一回わざと外して攻撃してくるときに不意打ちをする。俺がされたことを最終的に返すことで、俺が勝利を収めたのだ。


「ステータス少しだけあげといた方がいいかもな」


『プレイヤー名:シオン Lv6 HP120 MP120

 STR100 INT120 DEX120 AGI120  LUK200

 チュートリアル報酬 ステータスポイント+5

 レベル上昇報酬   ステータスポイント+12

 詳細

 空腹度 32/100

 現在の状態:疲労

 疲労度:79/100

 称号:なし

 業績pt:12pt

 称号pt:0pt

 【取得済みスキル】

  レイピア初級

  クリティカルヒット15連撃

  解体Level1

  火魔法初級

  初級鑑定技術

 【取得中スキル】

  初級索敵21%

  忍び歩き初級40%

  レイピア中級43%

 【取得可能スキル】

  ???術』


「魔法系は、火魔法ってまとめられてるけど使える魔法の内容は何があるんだ?」


 火炎魔法をタップしてみれば目の前には大きな気が生えてきた。

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