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プロローグ

前作は少し説明が難しかったので主人公にはもうこの世界に慣れてもらいました。

……


「魔物がぁぁぁ!!魔物が攻めてきたぞおぉぉ!!」


ワアァァァァ…


ここはとある一国。中でもここは魔王軍の進行を最前線で食い止めるために作られた城塞だ。


「20万は居るか…」


「今回はかなり多いな。」


いつも以上に大きい魔物の掛け声。その音圧だけで地響きがする。しかしここの兵士たちは幾度となく魔王軍を退けた歴戦の勇士。怯むものは誰一人いない。


「どれだけ多くともやることは同じだ。」


「とっとと終わらせようぜ。」


「久しぶりの戦闘だ!!」


味方の合図とともに突撃する先鋒隊。

装備の違いもあるだろうが、やはり場馴れしている。700程の小隊ながら、数万の軍勢を翻弄する。


「やっぱり所詮寄せ集めだ。蹴散らしてや…」


ドンッ


その瞬間、先鋒隊の前方に閃光が降り注ぎ300もの兵士が瞬く間に消し飛ばされた。


「…なっ、何が起こった…!?」


「おっおい!!あれを見ろ!!」


目を凝らすと、敵の本陣近くに青白い龍がいるのが見えた。ここまで届く圧倒的魔力圧に青ざめる。


「…アーク…リヴァイアサン…だと…!?」


一夜に小国を滅ぼしたとされる伝説の龍であり、災厄の象徴。そんな龍が何故ここに居るんだ…!?


「…出ちまったもんはしょうがねぇ!!一気に突っ込んでたたっ切ってやれ!!」


「だめだ!!距離が遠すぎる!!」


とは言っても蒼耀の神龍・アークリヴァイアサンの射程距離は異次元。地獄に居て極楽を焦がすと言われているくらいだ。距離を詰めるくらいしか策はない。


「…全軍突撃!!」


副将の軍勢も合わせても5000程の軍勢。それでも精鋭揃いだ。ここからアークリヴァイアサンまではおおよそ2分程であろう。


…しかし。


バゴォォォォン!!!


ドカァァァァン!!!


まずい。想像以上に相手の攻撃間隔が短い。

いくら歴戦の勇士とはいえ、伝説の龍の攻撃を捌けるものなど極小数。一回の閃光で100近い軍勢が消し飛ばされる。


完全に判断を誤ったと指揮官は戦慄した。


しかし龍は無情にも指揮官に矛先を向ける。


青い稲妻が天を割き、こちらに突っ込んでくる。

司令部に直撃する、その直前。



大きな轟音と共に稲妻が弾けた。


「…すまない。少し遅れた。」


攻撃を捌いたのは、騎士でも、勇者でもなかった。

ツルハシを両手に持ち、安全第一のヘルメットを被り、作業服らしき服装は酷く汚れていた。

…そう、鉱夫だ。

ウマ娘の二次創作描きたいなぁ…ハーメルンで…(セイウンスカイ推し)

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