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更新遅くて本当にごめんなさい!!
宿題が終わらないんです……(´TωT`)
後半はアステリア視点です!
「いよいよね」
王城からそのままリア様の屋敷へと招かれてお茶会をしていふ。もちろん、カイルも一緒。
「そうですね。あと、一週間……」
穢れが見つかった場所は王都から五日ほどかかる場所にある村。たしか、ホレン村だったはず。
ホレン村はキレイな湖があることで有名。私は一度も行ったことがないけど。
「ホレン村、行ったことありますか?」
「ええ、一度だけ」
「どんなところなんですか?」
「とても美しいところよ。空の上を歩いている感じだったわ」
へぇー。空の上かぁ。どんな感じなんだろうね。
「まあ、それは置いといて。クリスタは浄化使えるのか?」
カイルの言葉にそっと目を逸らした。
そうなんだよねぇ。まだ、使えない。穢れっていうものを見たことがないからどんな風に浄化を使えばいいのか分からないんだよ。
イメージはあるんだけど。ほら、前世で見たアニメとか小説とかそんな感じの。だけど、使えない。あと、少し! ってとこでつまずいちゃうんだよ。
「カイル様、クリスなら大丈夫よ」
リア様?
「毎日、頑張ってるもの。きっと、上手くいくわ」
「リア様……」
リア様、そんなふうに思ってもらえるなんて。頑張らなくちゃね! 期待に応えられるように。
「私、頑張ります。絶対、浄化も封印も使えるようになります!」
そうとなったら、帰って練習!
ついでに準備も。
「ふふ、そしたらお開きにしましょうか」
そんな私の気持ちに気づいたのかリア様がそう言った。
もしかして、顔に出てたかな?
まぁ、いいや。あと、一週間しかないし早く、帰ろう。
「リア様、カイル。失礼します」
※※※
「なんて顔しているの」
私の声にカイル様が顔をあげた。
クリスが帰ったあとで応接室には私とカイル様だけ。さすがに未婚の私たちが密室にいるのはダメなので私の信頼してるメイドが一人いる。
カイル様と私は親の仲が良かったため、幼い頃からの友人。
「怖くないのか?」
「あら、この私が?」
心外だわ。長い付き合いなのに。
「怖いかどうか聞かれたら怖いわよ。でも、守られるだけの姫になるつもりはないわ。そのために何年努力したと思ってるの」
そう、物ごころついた時から何年も努力して今の力を手に入れた。だからこそ、私にその言葉はいらない。侮辱でしかない。
それに。
「その言葉はクリスに言ったほうがいいんじゃないかしら?」
私の言葉にカイル様は困ったように笑った。
「クリスタは大丈夫」
「それは……そうね」
クリスのことを思い出しクスクスと笑いながら頷いた。




