表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/64

開戦

最初は治視点です。

視点が変わります。わかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

「ルピナスさんは自動人形だったんですね……96年も生きているのはそのせいだからでしょう。」

「驚きだよね〜。まあ私の妹であることは変わらないけど。」

「それもそうだな。もう俺たちはルピナスのことを受け入れたんだ。仲間がどうであれ味方になってやらなきゃな。」

「そうですね。」


俺たちは驚愕の事実とも言える”ルピナス実は人間じゃない問題”にも冷静にルピナスを仲間とする対応ができた。

まあ、よくわからない世界に来たことが過去にもあったり、女神さまの友達だったり、よくわからない世界の地形を知るために人工衛星を打ち上げたりする菫さん(歩く常識破壊機)の言動をずっと聞いていたからであるが。

でも、理由や過程がどうであれ治たちはルピナスを仲間として認めているわけで、この決定を白紙に戻すことはないだろう。


「まあ、知ってしまったことはちゃんとルピナスに報告した方がいいだろう。あちらも不安かもしれないしな。」

「そうだね、ちゃんと妹を安心させるのもお姉ちゃんのつとめだもんね!」

「そういえば、15歳の楓さんと96歳のルピナスさんではどちらがお姉さんになるんでしょうか?」

「そういえば……でも、あちらの世界で15年だからこちらの世界では150年じゃないか?」

「ですが、生きていた時間は15年じゃないですか。」

「ああもう!私がお姉ちゃん。これ決定事項だから!」

「なんでお前はそんなにお姉ちゃん気取りたいんだ?」


たわいない会話をしながら菫さんの部屋に行く階段を登り始める。寝る間を確保しながら三日間通い続けた図書室をでる……


ーードォオオオオオン!!



と、次のトラブルの予感。


「治くん、なんかスマホがブーブー言ってるよ!」


楓が言う。俺は急いでスマホを確認する。


〔警告。

 当研究所地表部に物理的な攻撃を確認。周辺の監視機器の映像を表示しますか?  Yes/No〕


スマホにはそう表示されていた。全く、どんな要塞を作ってるんだあの人は。

俺は迷わずYesをタッチする。すると、たくさんの映像が菫さんが大好きな空中に投影すると言う演出とともに現れた。

森の中にあるであろうカメラの一つに国王軍の鎧が見えた。

途端に負の感情が渦巻く。サイラを殺した国王軍に対して、そしてそれを阻めなかった己に対して。


「なんでここにいる!」


だが、俺は壁を叩くまでに抑える。菫さんから教わった、壊すのは簡単だ。俺は誰かを守れるようになるんだ。

その時、この研究所の地表部を写す映像に一つの影が見えた。


「ルピナス!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◇視点ルピナス


地表部から音が聞こえた。

音の数、大きさ、連続性から考えると投石機で連続攻撃をしたんだろう。

魔法が全く使えない結界の存在を知ってて投石機を選んだのかまぐれなのか。

どちらにしろ、攻撃をしてきたことに変わりはない。

私は敵を迎え撃つべくエレベーターまで走る。途中で武器系の魔道具をかき集め、地上運搬用ゴーレムに装備させる。

エレベーターまでつくと、エレベーターを『緊急モード』に変形させた。普段はエレベーターホールとして使っている足場も一緒にせり上がる。これにより一人ずつしか地表に上がれないエレベーターが一軍を一気に地表に送り出すエレベーターに変化する。

私はゴーレム一体一体に武器が行き渡ったことを確認すると、太もものホルダーから二丁の拳銃を取り出す。

全体を黒で塗り、所々に赤いラインの入ったそれは銃口を光らせる。お母さんに作ってもらった初めての武器。森にでる魔獣から身を守るためにと言ってお母さんがくれたもの。

エレベーターが地表に上がり、敵が見えた。お母さんを殺した国王軍の旗。


「やっと見つけたぞ自動人形!!」


リーダーらしき人が叫ぶ。また私目的、自分が嫌になる。


「突撃!!」


怒りはない。憎しみもない。

でも私は走り出す。お母さんの、私たちの家を守るために。私のせいで壊れるなんてことはもう嫌だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◇視点治


ルピナスが突撃を始めたのが映像越しに見えた。

俺は急いでエレベーターまで走る。


〔地表部への攻撃を確認、攻撃を開始しますか? Yes/No

武器を使用しますか?   Yes/No〕


ピロリンという音とともに文字が表示される。俺はルピナスを巻き添いにしたくないので、上の質問はNoを、下の質問はYesを選択する。すると、押してから間も無く一体のドローン型ゴーレムが現れ、俺の手に何かを渡して去っていく。

それは、二丁の拳銃だった。見間違いでなければきっと菫さんの使っていたものだろう。これは俺が使うものじゃない。


「楓!キャッチしろよ!」


俺は後ろを走る楓に二つを投げる。楓は難なくキャッチするとしばらくそれを見つめたあとにっこり笑ってありがとうと言った。

戦いの始まりだ!

感想を稼ぐようですみませんが、1話では会話文で話し手が変わるたびに一行空欄を入れていることを発見しました。統一したいので、ここで質問します。一行空欄を作った方がいいでしょうか?教えてください。

他の方の作品を読んでいるとたまに考えてしまいます。

ブックマークを二件もいただきました!

感想や評価もお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ