表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

In Memoriam ハイファンタジー

掲載日:2019/01/11

※この詩モドキには皮肉が含まれています。皮肉が苦手な人はネット断ちしてください。

おやすみ、ハイファンタジー。

おやすみ、私の親友。

今までありがとう。

元気だったあなたとの日々を振り返る。


物心ついたら病室で寝ていた。

幼児にとって、狭すぎる世界だった。

もちろん私は外に憧れていた。

でも危険だから、出してもらえなかった。


あなたがそんな私に自由を与えた。

空を飛べなかった私に羽を与えた。

一人ぼっちだった私に仲間を与えた。

思い返せば、与えられっぱなしだった。


あなたに紹介された英雄達と、

共に戦い、共に成長した。

苦しい時も立ち上がる勇気を、

あなたと彼らが教えてくれた。


あなたに先立たれるとは思っていなかった。

ずっと傍にいてくれると信じたかった。

でも、時間は公正のようで残酷だった。

あなたもその濁流に呑み込まれてしまった。


世界のはての泉は干上がり、

魔法のたんすはもう開かない。

唯一無二だったはずの聖剣は、

テンプレ工場で量産されている。


尊敬していた英雄はどこに行った?

共に冒険した戦友も見当たらない。

次代を担う、勇敢な若者は?

運がいいだけの俗物は要らない。


俗物が侍らすヒロイン達も、

薄っぺらくて、まるで娼婦のよう。

気品溢れていた女傑達は、

雪が溶けるように消えて行った。


世界を脅かした古の巨悪、

敵ながらあっぱれの言葉が似合う。

かませ犬に成り果てた彼らを見ていると、

「あっぱれ」が「憐れ」に変わってしまう。


畏れ多くも神々ですら、

今やただの無能な運営。

死んだクレクレ厨に配布される、

ハーレムとチートと詫び転生。


あなたがいたあの日々は、

もう戻らないと分かっていながら、

あなたと見せたあの世界を、

もう一度歩きたいと願っている。


おやすみ、ハイファンタジー。

おやすみ、私の親友。

いつかまた会おう。

眠りついたあなたの安らぎを祈る。

※ハイファンタジーは死んでいません。(念の為)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 死んだのは、ハイファンタジーじゃなく、ラノベ文化でしょう。 努力が成果に反映されない読者に媚びて、天からチートを与えられ、 モテない男を肯定する為に、チョロインが生まれて、 苦境を超…
[一言] おはよう、ハイファンタジー おはよう、我が憧れ、我が友、道先案内人よ 今日は私をどこへ誘うのやら
2019/01/17 07:58 退会済み
管理
[良い点] はじめまして。 おっしゃる通り、ハイファンタジーは死んでいません。 幼いころ見た夢にもう一度色彩を吹き込むため、死に物狂いで筆を執っています。 ここ「なろう」でも、そのような作品は確かに存…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ