2話
どうやら転生したようだ。名前はまだない。冗談抜きでない。半年ほどたったのにない。
いいのかそれで。と思ったが今のところは大丈夫らしい。
なぜって、それは男だから。
最近知ったのだが、どうやらこの世界、人口比率が女性に偏っているようだ。詳しいことはわからないが、テレビらしい物からは、女性が痴漢したとか、男性専用車両とか、男性保護費がどうとか聞こえてくる。そうなれば、幼い思考回路の状態でもわかる。女性が多く。男性が少ないということを。
病院にいたときは女性し見ていなく、まあそんなものか、程度に思ったけど、どうやら違ったようだ。
どうやって前世死んだのかわからないけれど、チート、NAISEI、勇者はできないのようだ。さらば、ラノベ主人公。こんにちは、えろげー主人公?
そもそも、テレビから聞こえる音はどう考えても日本語なので、NAISEI関係ないけどね。あと、チートも。ヒャッハーな感じとはほど遠い世界でラノベ勇者の力なんて無駄遣いどころの話ではない。下手したら人間発電所は使いで幽閉コースだ。そう思えば、チートはない方がいい。ちやほやしてもらいたい気持ちはあるけれど、いいように使われるのは嫌だ。英雄なんて結果で、過程は大量破壊兵器でそれに耐えるメンタルはない。
女性が多いなら一夫多妻なんて制度があるかもしれないが、正妻戦争なんて殺伐としたものはごめんだ。みんな仲良くでいてもらいたい。
ん。今日は、これまでだ。なぜって聞くなよ。もよ・・・、いや、トイレだ。え、誰に行ってるのかって、相手なんていない。だって、暇なんだもん。