フィクション世界の訪問者
高校生の鳴瀬翔多は小説のヒロインを退場させてからというもの、まったく続きが書けず、スランプに陥っていた。毎日頭を悩ます翔多だったがある日、見知らぬ路地裏に迷いこんでしまう。中世ヨーロッパのような風景のそこは翔多の住む現実世界ではなく、翔多が書いていた小説の世界だった……。
作者だった翔多は主人公となり、自分が創ったキャラクターたちに振り回されながら、元の世界に帰るため未完結の世界を生きていく。
作者だった翔多は主人公となり、自分が創ったキャラクターたちに振り回されながら、元の世界に帰るため未完結の世界を生きていく。