表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王と勇者と黒猫と。〜GAME SIDE〜  作者: 紅条
《魔界編》第一章
19/30

第一章ー2『次へ』

「──お? レベルアップ?」


 全国民が知っているであろう、某人気ゲームのレベルアップ音に思わず声が漏れた。


「っあー……やっとかよ。クッソ、まだ始まったばっかだってのにいきなりハードすぎるでしょ? 思ったより魔人が弱っちかったのには拍子抜けだったけど、いくらなんでも魔神さんは強過ぎ。うん。初心者殺し?」


 少年が見つめる画面上に、一つのウィンドウが表示される。


「んぉ? これは……、……あ? どうなってんの? あんだけの奴倒したんだからもっとレベル上がってても良いでしょ。なにさ、たった一つしか上がらないなんて」


 ボヤく少年。彼が見たモノは──


--------------------


【特性】に《黒猫使い》が追加されました

【呪い】《魔獣の侵食》が追加されました


【今回得られた称号】

 《魔神殺し》


【上昇ステータス】

 レベル:2(+1)

 魔力値:999OVER(+???)


【下降ステータス】

 再生値:0(ーALL)


【現ステータス】

 《黒猫使い》ユキムラ クロネ

 Lv.2

 体力値:50

 精神値:317

 魔力値:999OVER

 再生値:0

 筋力値:50

 頑丈値:58

 経験値:9999(×1)+3833

 スキル:《三度目の正直》

 呪い :《魔獣の侵食》


 獲得称号《魔神殺し》

 《虐められた黒猫》

 《不吉の象徴》


 スキル効果《残機×1》

--------------------


「んー……レベルが上がりにくいのは呪いのせい? ……っと、残機は相変わらず1か……どうやったら増えんのかなこれ。それがわかればもーちょい楽に……でも、この残機使って生き返っても結局最初の場所からなんだよなぁ……これ意味あんの? どっかでセーブポイントみたいなのがあって、そこで生き返る……とか?」


 ブツブツと何かを呟きながら、画面を見つめ続ける少年。

 不意に画面が切り替わり、新たなストーリーが表示される。


「……こっちも、やっと進みますか」


 そこに映っていたのは、真っ白な髪をした、細身の少年だった──





続くかわからない、なんて最初に言いながら《魔界編》第一章終了です。次は第二章。ここまで完璧に脇役扱いのアイツが出てきます。

ここまではテンポが早いながらも、拙い文章力ながらも、割と王道的かなぁ……なんて自分で思っている訳ですが。少しずつ『自分らしさ』っていうのをこの作品で出して行けたらなと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ